12月19日の決勝に向けてついに始まる天皇杯準決勝。川崎フロンターレと大分トリニータが等々力陸上競技場で激突する。J1王者の川崎とJ2に降格した大分がどんな試合をするのか注目したい。
川崎フロンターレvs大分トリニータの試合情報
概要 | 天皇杯準決勝 |
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試合 | 清水エスパルスvsセレッソ大阪 |
会場 | 等々力陸上競技場 |
日時 | 12月12日(日)14:00 |
川崎フロンターレのチーム状況
川崎は今季も序盤から圧倒的な強さをみせ、リーグ2連覇を達成した。通算でいえば4度目となる。川崎は今季ベストイレブンに7名(ジェジエウ、谷口、山根、家長、脇坂、ダミアン、旗手)の選手が選出されている。これは過去最多の記録であり、飛躍のシーズンを送れた証拠とも言える。ルヴァンカップとACLは落としたが、天皇杯を奪って昨年に続く2冠で締めたいところだ。リーグでの大分戦はホーム/アウェイともに2-0で勝利しており、等々力でのゲームは無敗。この試合もベストメンバーで勝利を目指す。
大分トリニータのチーム状況
大分はリーグ戦を18位で終えて4年ぶりにJ2に降格となった。落胆しているなかで、気持ちを切り替えて試合に臨みたい。直近の試合は、第37節に横浜FCに2対0で勝利、最終節は柏に3対2で競り勝った。2連勝で弾みをつけて王者に挑む。天皇杯準決勝は初めての舞台となるため、試合の入りも大事となりそうだ。指揮官の片野坂氏は『ファンやサポーターのために最後は優勝して退任したい』と語っている。未勝利の等々力でジャイアントキリングなるか。
川崎フロンターレvs大分トリニータの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全32試合)
川崎フロンターレ 14勝
大分トリニータ 12勝
ドロー 6回
川崎フロンターレのホーム戦
川崎フロンターレ 9勝
大分トリニータ 4勝
ドロー 3回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの清水エスパルスvsセレッソ大阪の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 川崎フロンターレ@1.25倍 ドロー @6.00倍 大分トリニータ@11.00倍 (12月2日13:00時点) |
予想 | 川崎フロンターレ |
ブックメーカーの勝敗予想オッズを見ると、ホームの川崎フロンターレは1.25倍、ドローは6.00倍、アウェイの大分トリニータは11.00倍で圧倒的な差がついている。
川崎フロンターレvs大分トリニータの戦術や展開考察
川崎は直近2試合は4-3-3を採用している。今季得点王に輝いたレアンドロ・ダミアンを中心に、中央とサイドをうまく使って攻撃を展開する。主にショートカウンターを用い、細かいパスワークとドリブルでリズム良くゴールに迫る。特にマルシーニョの仕掛けは脅威が増しており、緩急をつけたドリブルは止められない。今試合ではキーマンとなりそうだ。
一方の大分は直近2試合は3-4-2-1を採用し、降格ながらも連勝でシーズンを締めた。川崎と違って中盤の枚数を増やし、コンパクトな布陣でカウンターから攻撃に備え、セカンドボールの奪取を計る。その鍵を握る下田北斗は、リーグ最終節ではゴールも決めた。前線では、今季8点を奪った町田也真人に注目したい。町田はトップ下で27試合に出場し、チームの攻撃を牽引した。
この試合は川崎が旗手とマルシーニョの左サイドからプレッシャーをかけ、大分が守る展開が続くと予想される。川崎が順当に勝って決勝へ進むか、大分が粘って初タイトルへ向けて爪痕を残すことが出来るか。注目の試合は12日14:00キックオフだ。