EURO2020もベスト4が出揃い残すところ3試合となりました。
7月7日は、イタリアとスペインが決勝の舞台をかけた戦いに挑みます。
これで4大会連続の顔合わせとなる両チーム。現在は2勝1敗でスペインに軍配が上がっていますが、チーム状況を考えるとこれまで以上の激戦となりそうです。
負けが許されない一戦、勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか?
以下、各試合の見どころやブックメーカーの勝敗予想オッズとなります。
イタリアvsスペインの試合情報と勝敗予想オッズ
試合 | EURO2020/決勝T準決勝 |
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対戦 | イタリアvsスペイン |
日時 | 2021年7月7日04:00開始予定(日本時間) |
会場 | ウェンブリー・スタジアム(イングランド) |
3wayオッズ | イタリア@2.44 ドロー@3.25 スペイン@3.00 |
予想 | スペイン |
イタリアvsスペインのマッチプレビュー
優勝候補を下し準決勝に駒を進めたイタリア
世界ランク1位ベルギーとの準々決勝では、2-1と僅差の勝利となりましたが試合内容には結果以上のものを感じました。
特に中盤では、ベルギーを圧倒したといえます。MFのヴェラッティとジョルジーニョは、この日2人で173本以上のパスを成功させパス成功率は脅威の98%越え。インシーニェなど、前線へ何度もパスを供給しベルギーのゴール前を何度も脅かしました。
準決勝では、この中盤がベルギー戦のように機能するかは大きなポイントとなりそうです。
伝統の"ティキタカ"で勝負に挑むスペイン
細かくパスをつなぎポゼッションを高めることに重きをおく"ティキタカ"。
スペインのEURO本選の平均ポゼッション率は73%とイタリアの57%を大きく凌駕します。まさに、このポゼッション率こそスペインサッカーの生命線といえ、これまでの試合同様にボール支配率を高めゲーム全体をコントロールしたいところです。
そのためには、まず先制点を上げて自分たちのペースで試合を運べるかが勝負の大きな分かれ目となりそうです。
イタリアとスペインの対戦成績と勝敗オッズ
両チームの直近の5試合では2勝1敗2分でスペインが勝ち越しています。最後の対戦は、2017年のW杯の欧州予選。3-0とスペインが大勝しましたが、現在のイタリアを作り上げたロベルト・マンチーニ政権以前のデータなので参考にはし辛いです。
勝敗オッズでは、2.44と3.00でイタリアが若干有利と予想している人が多いようです。
試合の展望
スペインがポゼッション率を上げてゲームの主導権を握ると予想します。今大会5失点と守備面に不安を抱えるスペインだけに、これは勝利の絶対条件といえます。
一方のイタリアは、ポゼッションサッカーは得意ではあるが絶対ではないチームです。今大会ではポゼッションで五分以下としたスイスから3得点、オーストリアから2得点をあげています。
スペインが積極的に攻め、勝負所でイタリアが徐々にビルドアップしていくような展開と予想します。
*オッズはスポーツベットアイオーの7月6日13:00時点のものを掲載しています