Jリーグ第14節の注目カードは17位の大分トリニータと3位のサガン鳥栖だ。勝てばようやく勝ち点2ケタに達する不調の大分と、リーグ戦直近4試合負けなしの鳥栖。九州勢同士による九州ダービー(通称バトルオブ九州)が今週末に行われる。
大分トリニータvsサガン鳥栖の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第14節 |
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試合 | 大分トリニータvsサガン鳥栖 |
会場 | 昭和電工ドーム |
日時 | 5月15日(土)16:00 |
大分トリニータのチーム状況
ホームの大分は今季12試合中2勝2分8敗の17位。直近の5試合では1勝4敗、3月17日のセレッソ大阪戦から4月25日の浦和レッズ戦まで7連敗、5月2日の清水エスパルス戦で待望の勝利を掴んだが、続く湘南ベルマーレ戦は敵地で0-2で破れた。途中にルヴァンカップの試合が2試合あるが、どちらもドローで終えている。負けた8試合中の6試合は無得点で、攻撃陣が振るわない。また今季の大分はクロスボールからの失点が目立ち、前節の湘南戦で奪われた2ゴールともクロスボールに起因した。
今節は、12節の清水戦で決勝点をあけだ町田也真人に注目した。町田はボールを受けてシュートまで持っていく回数がチーム内でもっとも多く、今季は4ゴール挙げている。中盤からは、攻撃のリズムを作りながらチャンスを構築する下田北斗にも期待だ。下田はセットプレーではキッカーを務めており、12節の清水戦の町田のゴールを演出している。
サガン鳥栖のチーム状況
一方の鳥栖は今季14試合中8勝3分3敗の3位。ここまで19得点5失点、現時点でリーグ戦でももっとも失点が少ない。直近の5試合の成績は3勝1分1敗と調子が良い。り第10節では、それまで無敗だった名古屋を2対1で破り、11節はFC東京に2対1で勝利。さらに第12節の徳島戦では2対0で勝利し3連勝を納めた。しかし5月5日に行われたルヴァンカップ第4節では札幌に1対2で敗戦、第13節では広島と0対0で引き分けた。カップ戦を含めば、3月上旬以降連勝していない。
今節の注目選手は3トップでスタメンを勝ち取った山下敬大だ。山下は今季チーム最多6ゴール挙げているストライカーだ。J1リーグの得点王争いでも現在は6位につけている。中盤の仙頭啓矢は、チームの攻撃のリズムを作る。仙頭はチーム内で攻撃に絡む回数とシュート回数が最多であり、前線には欠かせないキープレイヤーだ。
大分トリニータvsサガン鳥栖の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全27試合)
大分トリニータ 18勝
サガン鳥栖 4勝
ドロー 5回
大分トリニータのホーム戦
大分トリニータ 10勝
サガン鳥栖 2勝
ドロー 1回
(Jリーグ・ルヴァンカップ含む)
ブックメーカーの大分トリニータvsサガン鳥栖の勝敗予想オッズ
(5月12日9:00時点)
ブックメーカーの勝敗予想オッズでは、ホームの大分トリニータが3.45倍、ドローが3.20倍、アウェイのサガン鳥栖が2.23倍で、上位の鳥栖の方に評価が偏っている。
2019、2020シーズンの両チームによる直接対戦(計4試合)を振り返ると大分のホームゲームはどちらも2-0で大分が勝利、鳥栖のホームでは2-2で、大分は2シーズン負けていない。通算成績でも大分はホームでは鳥栖に強く、ホームアドバンテージがうかがえる。直近の成績とパフォーマンスからは鳥栖の見込みの方が高いが、大分のオッズには妙味があるかもしれない。
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 大分トリニータ @3.45倍 ドロー @3.20倍 サガン鳥栖 @2.23倍 |
ブックメーカー | 大分トリニータ |