J2第17節からは9位のジェフユナイテッド千葉と8位のモンテディオ山形の試合に注目したい。この両チームはここまでの勝敗数と勝ち点がまったく同じで、得失点差も1しかない。ダービーマッチの関係ではないが、状況的には互いに負けられない非常にモチベーションの高い試合となるだろう。
ジェフユナイテッド千葉vsモンテディオ山形の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第17節 |
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試合 | ジェフユナイテッド千葉vs モンテディオ山形 |
会場 | フクダ電子アリーナ |
日時 | 6月6日(日)14:00 |
ジェフユナイテッド千葉のチーム状況
今節ホームの千葉は、ここまで16試合中6勝5分5敗17得点16失点の9位。直近の試合を振り返ると、第12節のレノファ山口戦から16節の大宮アルディージャ戦まで3勝2分で5戦負けていない。ハイライトは13節に行われた岡山との一戦で、4対2で打ち合いを制した。この5戦中2試合はクリーンシートで勝利しているが、一方で岡山、その次のVファーレンには2失点している。
今節の注目選手は見木友哉だ。見木はトップ下で攻撃を牽引するチームの要であり、ドリブル回数、パス本数、ラストパス供給量のデータもチーム最多の数字を残している。今季ここまで通算5ゴール3アシスト、そのうち4点は直近の4試合連続で積み上げたもの。5試合連続弾に期待がかかる。
守備では鈴木大輔だ。鈴木は今季フル出場中で、スペインのタラゴナや日本代表での経験を生かしてチームの精神的支柱となっている。
モンテディオ山形のチーム状況
一方の山形も戦績は同じ、今季16試合で6勝5分5敗16得点14失点の8位。9位の千葉より得失点差で1上回る。直近の結果をみると、14節の愛媛戦を1対0で勝利、15節の琉球には2対0、さらに16節の相模原にホームで2対0で勝って3連勝している。そして3試合ともクリーンシートであり、攻守共に完璧な試合運びをみせている。
今節の注目選手は南秀仁だ。今季の南は中盤で7試合、フォワードで9試合と前目のポジションで攻撃の起点なっている。本人はゴールこそ奪えていないが、ボールを受けて攻める時のパスにはアイデアがあり、光るプレーがある。
ほかには国分伸太郎にも期待したい。今季の国分は両サイドのポジションをこなし、ここまで3アシストの結果を残している。守備でもボール奪取率や奪取回数が多く、攻守の要となっている。
ジェフユナイテッド千葉vs モンテディオ山形の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全19試合)
ジェフユナイテッド千葉 7勝
モンテディオ山形 7勝
ドロー 5回
ジェフユナイテッド千葉のホーム戦
ジェフユナイテッド千葉 4勝
モンテディオ山形 4勝
ドロー 1回
(リーグ戦・ルヴァンカップ合計)
ブックメーカーのジェフユナイテッド千葉vsモンテディオ山形の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | ジェフユナイテッド千葉 @2.84倍 ドロー @2.94倍 モンテディオ山形@2.52倍 |
予想 | モンテディオ山形 |
ブックメーカーのオッズは、ジェフユナイテッド千葉が2.84倍、ドローが2.94倍、モンテディオ山形が2.52倍で、ほぼ似通った数字だが山形にやや偏っているようだ。
チームスタイルでは、データによると千葉はJ2全チーム中2番目にドリブルを多用する。一方の山形は右サイドからショートカウンターを得意とる。そして千葉のゴールは見木が全体の30%を占めるのに対し、山形は藤田、加藤、半田、林、ヴィニシウスが2ゴールずつでフィニッシャーが分散している。南を起点に、誰でもゴールを決められる状態だ。
加えて、過去の直接対戦を振り返ると、直前回のフクダ電子アリーナでの試合は山形が5-1、その前の同スタジアムでの試合も4-1で山形が圧勝している。
勝敗予想オッズはスポーツベットアイオーの6月3日12:00時点のものを抜粋しています