今節の注目カードは10位のFC東京と19位の大分トリニータだ。東京は強烈なブラジル人トリオを中心に躍進している。一方の大分はなかなか結果がでず自動降格圏内で下位争いを繰り広げている。
FC東京vs大分トリニータの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第20節 |
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試合 | FC東京vs大分トリニータ |
会場 | 味の素スタジアム |
日時 | 6月27日(日)19:00 |
FC東京のチーム状況
ホームで迎えるFC東京は今季19試合中8勝4分7敗の10位。リーグ戦を振り返ってみると、5月15日に行われた14節の柏戦では4対0の圧勝。続く15節のガンバ大阪戦は1対0で勝利し2連勝をおさめた。しかし16節の清水戦は0対3で完敗し、17節の広島は0対0の引き分け。18節の横浜FC戦と前節の徳島戦は1対0で完封した。負けた試合以外の5試合はすべてクリーンシートで、直近の守備は悪くない。天皇杯では延長で順天堂大学に敗れたが、続くルヴァンカップでは湘南に4-1で快勝、この勝利を含めて3連勝中だ。
注目選手は16節の横浜戦で決勝ゴールを決めたアダイウトン。アダイウトンは前線で存在感を放ち、今季4ゴールをマークしている。リーグだけでなくルヴァンカップの湘南戦でも2ゴール挙げ調子が良い。また、前節決勝ゴールを決めた田川亨介にも注目だ。持ち前のスピードを武器に、ハイプレッシャーで徳島のディフェンス陣からボールを奪い得点した。東京オリンピックのメンバーからは漏れてしまったが、今節もチームのためにゴールを狙う。
大分トリニータのチーム状況
一方の大分は今季18試合中3勝4分11敗の19位。第5節から11節まで7連敗し、その後今節までのリーグ戦8試合のなかで勝ったのは5月2日の清水戦、5月30日の福岡戦のみ。2分4敗でなかなか浮上のきっかけが掴めない。
ここまでの失点は26で、この成績はJ1リーグの中で下から4番目だ。18節の札幌戦は、相手ディフェンス選手からのロングフィードを金子卓郎が裏に抜け出しフィニッシュされ、2失点目はサイドを起点にグランダーパスをまたもや金子がファーストタッチで2人を抜き去り決められた。どちらも、大分のディフェンスラインの人数は揃っていたのにも関わらず、ボールに行くことができなかったことでゴールを奪われている。前節は鹿島相手に粘りのディフェンスで何とか0対0の引き分けで終えたが、今節の相手は好調の東京だけに、一層の集中が求められるだろう。
FC東京vs大分トリニータの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全35試合)
FC東京 17勝
大分トリニータ 8勝
ドロー 11回
FC東京のホーム戦
FC東京 8勝
大分トリニータ 5勝
ドロー 4回
ブックメーカーのFC東京vs大分トリニータの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | FC東京@1.81倍 ドロー @3.55倍 大分トリニータ@4.40倍 |
予想 | FC東京 |
ブックメーカーのオッズでは、ホームのFC東京が1.81梅、ドローが3.55倍、アウェイの大分トリニータが4.40倍で、やはりホームの東京に評価が偏っているようだ。
両チームの統計データを比較しても、平均攻撃回数、パス、シュート、クロス、ドリブルなどで東京が大分を上回る。また、大分はチャンスの構築率やシュート本数が全チーム中最下位という数字もある。守備もさることながら今節勝つためには積極的な攻撃が求められるだろう。
東京は左サイドを中心に、前線のブラジル人トリオで攻撃を組み立てる。大分は、彼らをケアしながら長沢、渡辺、町田らがいつも以上に攻め立てることができるか。注目の試合は27日19時キックオフだ。
オッズはスポーツベットアイオーによる6月25日9:00時点のものを抜粋