今節の注目カードは、監督の過剰な指導が波紋を呼び監督不在のサガン鳥栖と、ACLグループステージを6戦無敗で終え調子を戻しつつある名古屋グランパスだ。
両チーム代表選手が不在の中(鳥栖は林大地。名古屋は相馬勇紀)どちらが上位対決を制するのか注目が集まる。
サガン鳥栖vs名古屋グランパスの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第20節 |
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試合 | サガン鳥栖vs名古屋グランパス |
会場 | 駅前不動産スタジアム |
日時 | 7月17日(土)19:00 |
サガン鳥栖のチーム状況
ホームで迎える鳥栖は今季20試合中9勝7分4敗の6位。リーグ戦を振り返ると、直近4試合勝ちなしでチームは低迷している。(16節から21節まで3分1敗となっている)
7月7日に行われた天皇杯3次ラウンドでは福岡相手に1対0、リーグ戦も含めて久しぶりの勝利を飾った。開幕当初は安定した戦いが出来ていた鳥栖だが、なぜ失速してしまったのだろうか?要因は内部事情にありそうだ。直近は、豊田陽平の電撃移籍や、過剰な指導から金明輝監督が3試合指揮資格停止処分を受けるなどが報じられた。何らかの軋轢がチーム内にあるのではないだろうか。
今節は天皇杯の福岡戦で決勝弾を挙げた樋口雄太に注目したい。リーグ戦では3ゴール3アシストするなどコンスタントに結果をだしてきた。樋口は攻撃に関わる回数が非常に多く、ボールを受けてから前線の選手に対してパス成功率が高い。
他には今季8ゴール挙げている山下敬大だ。林大地が現在U24代表の活動で不在の中ストライカーの山下に期待がかかる。
名古屋グランパスのチーム状況
一方の名古屋は今季20試合中11勝4分5敗の4位。リーグ戦は現在3戦未勝利中。リーグ中断期間の6月以降は天皇杯3次ラウンドで三菱水島FCに5対0で大勝したが、7月14日に行われたファジアーノ岡山戦は雷雨の影響により試合は中止された。
ACLグループリーグでは5勝1分で突破を決めた。再開するJリーグでも同じように結果を残すことができるのか注目だ。この6連戦後に監督であるマッシモフィッカデンティは『チーム全員で厳しい環境で過ごした日々でもしっかりと結果を出すことができた』と語っている。チームとしては充実している様子がうかがえる。
今節の注目選手はACLで活躍をみせた山崎凌吾だ。山崎はACLでは通算4ゴール挙げている。特に第3節のラーチャブリー戦ではハットトリックを達成、光るプレーをみせた。他には、マテウスや柿谷曜一朗だ。両選手ともゴール (柿谷は通算2得点/マテウスは通算4得点) を決めチームに貢献している。
サガン鳥栖vs名古屋グランパスの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全18試合)
サガン鳥栖 6勝
名古屋グランパス 7勝
ドロー 5回
サガン鳥栖のホーム戦
サガン鳥栖 2勝
名古屋グランパス 3勝
ドロー 4回
(Jリーグ・ルヴァンカップ合計)
ブックメーカーのサガン鳥栖vs名古屋グランパスの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | サガン鳥栖@3.35倍 ドロー @2.96倍 名古屋グランパス@2.36倍 |
予想 | ドロー |
ブックメーカーのオッズをみると、ホームのサガン鳥栖が3.35倍、ドローが2.96倍、アウェイの名古屋グランパスが2.36倍で、名古屋にやや偏っている。
鳥栖は内部の不協和が気になるが、天皇杯含めてホーム戦は6試合負けていない。対する名古屋も5月30日以降8試合無敗だ。ACL前のリーグ戦は3試合未勝利だが、海外での連戦で悪い流れは払拭されたとみて良いだろう。
両者の試合を振り返ると、今シーズン開始から堅牢な守備で無敗を維持する名古屋を最初に破ったのは鳥栖だった。(4月18日の第10節で、鳥栖が敵地で2-1で勝利)鳥栖はシーズンダブルを目指し、名古屋はリベンジを狙う。
注目の試合は土曜日の19時キックオフだ。
オッズはスポーツベットアイオーの7月16日9:00時点で抜粋