今節のJ1リーグでは16位の柏レイソルと7位の鹿島アントラーズが三協フロンティア柏スタジアムで激突する。今夏の柏は、江坂任が浦和レッズへ、呉屋大翔が大分トリニータへ移籍するなど主力組の放出が目立っている。この両選手の穴をどう埋めていくのか、監督の采配にも注目が集まる。
柏レイソルvs鹿島アントラーズの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第22節 |
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試合 | 柏レイソルvs鹿島アントラーズ |
会場 | 三協フロンティア柏スタジアム |
日時 | 7月11日(日)19:00 |
柏レイソルのチーム状況
ホームで迎える柏は今季21試合で5勝2分14敗の16位。自動降格圏ギリギリの状況が続いている。ここまでのリーグ戦を振り返ってみると、5月1日の12節の仙台戦から6月23日の19節の浦和戦まで8試合未勝利が続いた。20節の湘南戦に4対2で勝ち復調かと思われたが、前節は横浜に1対2で競り負けた。さらに、7月7日の天皇杯3次ラウンドの京都サンガ戦も1対2で落として2連敗している。
今節は助人外国人選手のペドロ・ハウルに注目だ。ハウルは192cmの長身FWで、20節の湘南戦で江坂の穴を埋めて2ゴール1アシストの活躍をみせた。点取屋であった呉屋大翔が大分トリニータへ移籍したことによってフォワード不足が否めない。ハウルには、その穴を埋めて柏の救世主として期待がかかる。
鹿島アントラーズのチーム状況
一方の鹿島は今季20試合で9勝5分6敗の7位。リーグ戦は17節の川崎に1対2と敗戦。18節は仙台に1対1で引分けた。続く19節の大分にも0対0で引分け、前節の札幌には4対0の快勝で終えている。リーグ戦の合間に行われたルヴァンカップのプレーオフでは、清水に2勝。天皇杯の2次ラウンドではY.S.C.Cに8対1で快勝して、続く第3ラウンドでは栃木相手に3対0と勝っている。リーグ戦だけをみれば好不調の波があるが、カップ戦を含めると7試合負けていない。
今節の注目選手はエヴェラウド・ストゥンだ。エヴェラウドは直近のリーグ戦(17節から20節)、カップ戦を含めると合計6ゴール決めている。調子を上げているエヴェラウドが不調の柏からゴールを狙う。
柏レイソルvs鹿島アントラーズの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全58試合)
柏レイソル 18勝
鹿島アントラーズ 31勝
ドロー 9回
柏レイソルのホーム戦
柏レイソル 11勝
鹿島アントラーズ 14勝
ドロー 5回
(Jリーグ・ルヴァンカップ合計)
ブックメーカーの柏レイソルvs鹿島アントラーズの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 柏レイソル@3.90倍 ドロー @3.50倍 鹿島アントラーズ@1.94倍 |
予想 | ドロー |
ブックメーカーのオッズを見ると、ホームの柏レイソルが3.90倍、ドローが3.5倍、アウェイの鹿島アントラーズが1.94倍で、鹿島に評価が偏っている。これは、直近のパフォーマンスを織り込んだものと思われる。
柏は江坂や呉屋らが移籍してチームの再構築が求められる難しい時期だが、一方で鹿島は五輪へ向けたU24の事前合宿のため守備の要である町田浩樹が不在だ。前線の上田綺世も同じくチームを離れている。
攻撃面におけるデータでは鹿島が柏を圧倒している。一方、鹿島はセットプレーからの失点が今季総失点の半分以上を占めている。柏は、ペドロ・ハウルにボールを集めることでチャンスがあるかもしれない。
オッズはスポーツベットアイオーの7月8日14:00時点に抜粋