Jリーグ第25節からは、セレッソ大阪と横浜FCの一戦にも注目した。セレッソは11戦未勝利(7分4敗)でクラブワースト記録目前、横浜は現在最下位で苦しい残留争いの渦中にいる。
セレッソ大阪vs 横浜FCの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第25節 |
---|---|
試合 | セレッソ大阪vs横浜FC |
会場 | ヨドコウ桜スタジアム |
日時 | 8月21日(土)19:00 |
セレッソ大阪のチーム状況
ホームのセレッソ大阪は今季23試合で6勝9分8敗の13位。直近の試合をみると、8月4日の天皇杯3次ラウンドは新潟アルビレックスに3対2で競り勝った。続く8月18日の4次ラウンジもサガン鳥栖に1対0で勝利し、準々決勝進出を果たした。
中断明けのリーグ戦は1分1敗(仙台に0対0/福岡に1対2)で、リーグは11戦未勝利という状態だ。この試合で勝てなければ12試合未勝利となり、2006年に記録したクラブワーストに並んでしまう。選手はもちろんホームに集うサポーターにとっても見たくない光景だ。このプレッシャーに選手たちは応える事ができるのか。
今シーズンはすでに横浜FCとアウェイで対戦していて、4対1で圧勝している。
今節の注目選手は、移籍後初ゴールを挙げたアダム・ダガートだ。ダガートはオーストラリア代表でもある実力者で、攻撃面の底上げに期待がかかる。他には、前回の横浜FC戦で先制点を挙げた豊川雄太だ。豊川はスピードや裏の抜け出しに秀でており、今節も横浜の守備陣を割いてゴールを狙うだろう。
横浜FCのチーム状況
対する横浜は今季24試合で3勝6分15敗の20位、最下位に位置している。五輪による中断明けのリーグ戦は1勝1分(名古屋に2対0で勝利/仙台に0対0のドロー)という結果で、負けていないためまずまずの結果と言える。この流れを維持したいが、相手はホームで4失点完敗したセレッソ大阪。どのような戦略をたてるのか、早川知伸監督の手腕にも注目だ。
今季の横浜はセットプレーから13失点しており、守備の仕方やマークの付き方が甘い部分が目立つ。反対に大阪はセットプレーから10得点挙げており、セットプレーは重要となりそうだ。
今節の注目は袴田裕太郎だ。袴田は今季21試合に出場し、主にセンターバックや左サイドバックでチームに貢献してきた。袴田は『テラスハウス』に出演していた田中優依との入籍を8月16日に発表し、プライベートも充実した様子がうかがえる。そんな袴田がセレッソの攻撃陣をシャットアウトできるか注目したい。
セレッソ大阪vs横浜FCの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全試17合)
セレッソ大阪 9勝
横浜FC 2勝
ドロー 6回
セレッソ大阪のホーム戦
セレッソ大阪 4勝
横浜FC 2勝
ドロー 1回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーのセレッソ大阪 vs 横浜FCの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
---|---|
勝敗予想オッズ | セレッソ大阪@1.60倍 ドロー @4.20倍 横浜FC@5.20倍 |
予想 | セレッソ大阪 |
ブックメーカーの勝敗予想オッズでは、セレッソ大阪が1.6倍、ドローが4.2倍、横浜FCが5.2倍で、圧倒的にホームのセレッソの方が評価が高い。この偏りは順位やチームのパフォーマンスを加味すれば妥当と言える。統計データでは、攻撃回数、シュート、クロス、パス、守備、すべてにおいてセレッソが横浜を上回る。直接対戦もセレッソが3連勝中だ。
しかし、セレッソはリーグ11試合未勝利で、次がワーストというプレッシャーがある。横浜は最下位で何としても浮上したい。敵地ながら、精神的に積極性を持てるのはむしろ横浜ではないだろうか。総合的にはセレッソの見込みの方が高そうだが、横浜にも1点取るチャンスはあるかもしれない。