今節の注目カードには、柏レイソルとサガン鳥栖をピックアップした。柏は新型コロナ陽性者に揺れ、鳥栖は主力の林大地が去った。両者が21日に三協フロンテア柏スタジアムで対峙する。
柏レイソルvsサガン鳥栖の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第25節 |
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試合 | 柏レイソルvs横浜Fマリノスサガン鳥栖 |
会場 | 三協フロンティア柏スタジアム |
日時 | 8月21日(土)19:00 |
柏レイソルのチーム状況
ホームの柏は今季24試合で7勝3分14敗の15位につけている。直近の試合を振り返ると、中断明けは1勝1分(神戸に2対1/川崎に0対0)で負けていない。江坂任が浦和レッズに移籍し戦力ダウンが懸念されたが、守護神のキムスンギュを中心に守りを固めて凌いだ。
今節は上位のサガン鳥栖との対戦とあって、一層の集中が求められるだろう。今季は敵地で鳥栖に0対2で敗戦している。その際の2得点はすでに海外へ移籍した林が決めた。鳥栖は18日に天皇杯の試合を終えたばかりということで、体力面では柏にアドバンテージがありそうだ。しかし、柏は8月17日にトップチームから新型コロナ陽性者が出ており(選手名は明かされていない)、決して万全とは言い難い。
今節の注目選手は前節の川崎戦で好セーブ連発したキムスンギュだ。18本のシュート(枠内シュートは7本)を打ちこまれたが、無失点に抑えた。攻撃陣ではブラジル出身のペドロ・ハウルに期待したい。192㎝の長身であるハウルは、空中戦やポストプレイなどで攻撃の中心としてチームに貢献している。
サガン鳥栖のチーム状況
一方の鳥栖は、今季24試合で11勝8分5敗の4位。中断後のリーグ戦績は1勝1敗(FC東京に1対0で勝利/浦和に1対2で敗戦)で、8月18日の天皇杯4次ラウンドでは、セレッソ大阪に0対1で敗れて準々決勝進出を逃した。
やはり林大地の存在は大きかったのか、得点力不足は否めない。中2日という過密日程での試合となるため、疲労も懸念される。
今節の注目選手はエースの山下啓大だろう。セレッソ大阪戦ではベンチ外だったため、リーグ戦に照準を絞っていたと考えられる。山下は今季9ゴール挙げており、チーム最多得点者でもあるストライカーだ。
柏レイソルvsサガン鳥栖の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全26試合)
柏レイソル 7勝
サガン鳥栖 10勝
ドロー 9回
柏レイソルのホーム戦
柏レイソル 4勝
サガン鳥栖 5勝
ドロー 3回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの柏レイソルvsサガン鳥栖の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 柏レイソル@2.40倍 ドロー @3.25倍 サガン鳥栖@2.98倍 |
予想 | ドロー |
ブックメーカーのオッズをみると、ホームの柏レイソルが2.4倍、ドローが3.25倍、アウェイのサガン鳥栖が2.98倍で、やや柏寄りの評価となっている。
鳥栖は柏相手に直近4連勝している。ルヴァンカップや天皇杯を含め、2018年以降7試合は柏に負けていない。
柏はフロンターレの攻撃を凌いだことで守備に自信をつけているだろう。一方の鳥栖も守備は硬く、今季はフロンターレに次いで失点が少ない。攻撃面のデータでは、1試合あたりの攻撃回数は柏の方が多い。ロングカウンターを主体に相手ゴールに迫る。チームの状態を総合的に考慮すると、この試合は守備意識の高いロースコアゲームになるのではないだろうか。
オッズはスポーツベットアイオーの8月19日9:30時点