J1第25節最後の注目カードは、前節リーグ戦6戦ぶりに勝った名古屋グランパス、同8試合ぶりに勝ったアビスパ福岡の一戦だ。泥沼状態から這い上がった両チーム。どちらが連勝出来るか注目したい。
名古屋グランパスvs アビスパ福岡の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第25節 |
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試合 | 名古屋グランパスvs アビスパ福岡 |
会場 | 豊田スタジアム |
日時 | 8月22日(日)18:00 |
名古屋グランパスのチーム状況
ホームの名古屋は今季24試合で12勝4分8敗の6位。五輪によるリーグ中断明けは1勝2敗(横浜FCとマリノスに0-2で敗れ、湘南にホームで1-0で勝利)した。クリーンシートでの連敗を経て湘南に勝ち、リーグ戦7試合ぶりの勝ち星を掴んだ。この勝ちで悪い流れが立ち切れたか、続く天皇杯4次ラウンドではヴィッセル神戸に1対0で勝って2014年以来のベスト8進出を果たした。
今季の名古屋はクロスボールをきっかけに6ゴール挙げている。両サイドを起点に、左は相馬勇の質の高いクロスから、右サイドはマテウスの個人技による仕掛けからシュートやクロスでチャンスメイクしている。福岡は今季クロスボールやセットプレーからの失点率が高く、対応に懸念を抱えているためそこに勝機はありそうだ。
アビスパ福岡のチーム状況
一方の福岡は今季24試合で9勝6分9敗の10位。リーグ中断明け後の戦績は1勝1分(広島に1対1のドロー/セレッソ大阪に2対1で勝利)だ。中断前は5連敗しており、チームは泥沼状態に陥っていた。五輪によるブレイクのおかげで立て直すことに成功している。
福岡はホームでの今季開幕戦で名古屋と対戦していて、1対2で競り負けている。2得点ともマテウスに決められているため、そこをどうケアするか。そして、福岡はセットプレーから7ゴール、クロスから5ゴール挙げている。一方の名古屋の失点はセットプレーから5点、クロスから3点だ。そのため、サイドを起点とした攻撃または敵陣深くでフリーキックを得たらチャンスになりそうだ。
今節の注目選手はジョルディ・クルークスだ。クルークスは前節決勝点を挙げている。また、右サイドを駆け上がる攻撃的なサイドバックのエミル・サロモンソンにも期待がかかる。クロスのクオリティーは高く、積極的なオーバーラップは福岡のストロングポイントとなっている。
名古屋グランパスvs アビスパ福岡の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全23試合)
名古屋グランパス 16勝
アビスパ福岡 5勝
ドロー 2回
名古屋グランパスのホーム戦
名古屋グランパス 9勝
アビスパ福岡 1勝
ドロー 1回
(Jリーグ・カップ戦合計)
ブックメーカーの名古屋グランパスvs アビスパ福岡の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 名古屋グランパス@1.67倍 ドロー @3.70倍 アビスパ福岡@5.20倍 |
予想 | 名古屋グランパス |
ブックメーカーの勝敗予想オッズをみてみると、ホームの名古屋グランパスは1.67倍、ドローは3.7倍、アウェイのアビスパ福岡は5.20倍で、ホームの名古屋に大きく偏った評価となっている。
名古屋は8月以降のホーム戦は天皇杯含めて1-0で3連勝している。堅守速攻による得意の"ウノゼロ"を継続中だ。対するアビスパはアウェイゲームは4連敗中で、こちらは3試合連続でノーゴールという状況だ。過去の直接対戦においても、アビスパは豊田スタジアムで1度しか勝ったことがない。直近のチームの状態、戦績などを考慮すると、この試合はオッズどおりに名古屋の見込みが高いのではないだろうか。
オッズはスポーツベットアイオーの8月20日16:00時点