今節はJ2降格圏内から抜け出せない19位の横浜FCと、ルヴァンカップ準々決勝2試合で王者川崎を退けた7位の浦和レッズに注目したい。
横浜FC vs浦和レッズの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第28節 |
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試合 | 横浜FCvs浦和レッズ |
会場 | ニッパツ三ツ沢球技場 |
日時 | 9月11日(土)18:00 |
横浜FCのチーム状況
ホームの横浜は今季27試合で4勝6分17敗の19位。直近の試合は24節にベガルタ仙台とスコアレスドロー、25節にセレッソ大阪に1-3で敗れ、続く26節のガンバ大阪戦は3-1で快勝、そして前節は柏レイソルに1対2で競り負けた。五輪明けのリーグ後半戦は2勝1分2敗、5試合で6ゴール5失点となる。下位争いの相手である大分が1分4敗の悲惨な状態のため、ようやく最下位を脱出した。
少し調子が上向いてきた要因は、今夏ドイツのザンクトパウリから獲得した助っ人外国人選手のスベンド・ブローダーゼン(ゴールキーパー)や、ブラジルのアトレチコ・ミネイロから加入したガブリエウ(センターバック)らによる守備力向上が大きい考えられる。
攻撃陣も5試合中4戦でゴールを挙げるなど、以前に比べて悪くない。渡辺千真が2ゴール、フェリペ・ヴィゼウが1ゴール、今季FC東京から移籍してきたアルトゥール・シルバも1ゴール挙げている。
チーム最多のアシスト記録をもつ瀬古樹は前節の柏戦で退場したため、今節出場できない。他にも、ミットフィルダーの斎藤功佑が左肩甲上腕関節、上腕骨前方脱臼のため6週間から8週間かかる見込みのため欠場予定だ。
J1残留へ向けて、好調の浦和から勝ち点を奪取を目指す。
浦和レッズのチーム状況
一方の浦和は今季27試合で13勝6分8敗の7位。先日おこなわれたルヴァンカップ準々決勝では、Jリーグトップを走る川崎を退けた。初戦は1-1のドロー、2試合目はアウェイで1-3で負けている状況から87分にキャスパー・ユンカーが決め、アディショナルタイムの94分には出場からわずか2分後の槙野智章が劇的同点ゴールを叩き込んだ。トータル4-4、アウェイゴール差で4強入りを果たしている。
直近はリーグ・ルヴァンカップ・天皇杯予選を含めると7戦負けなし。勝負強さを発揮している。キャスパー・ユンカー、江坂任、関根貴大、明本孝浩らが2ゴールずつ挙げるなど、攻撃陣は非常に好調とみられる。
横浜FCvs浦和レッズの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全7試合)
横浜FC 2勝
浦和レッズ 5勝
ドロー 0回
横浜FCのホーム戦
横浜FC 1勝
浦和レッズ 2勝
ドロー 0回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの横浜FCvs浦和レッズの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 横浜FC@3.60倍 ドロー @3.25倍 浦和レッズ@2.10倍 (9月10日11:00時点) |
予想 | 浦和レッズ |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの横浜FCが3.60倍、ドローは3.25倍、アウェイの浦和レッズは2.10倍となっている。
横浜FC vs浦和レッズの戦術や展開考察
最後に両チームの戦術や試合展開について考察していこう。まずホームの横浜は、4-4-2または3-4-2-1が予想される。1トップに渡邊千真またはヴィゼウが入ると思われる。浦和に攻められる時間が多くなると考えられるため、守護神のブローダーゼンを中心にどれだけゴール前をブロックできるのか注目だ。しっかり守り、少ないチャンスでカウンターから一気に決め切る事ができるか。
一方の浦和は4-2-3-1又は4-4-2と予想される。浦和は両ワイドを幅広く使いながら攻撃を組み立てる。その中心となっているのが江坂だ。江坂の意外性のあるプレイから攻撃のチャンスが生まれ、ゴールに繋がるケースが多い。
スタッツでは、1試合あたりの攻撃回数、パス、ドリブル、シュート、クロス、ボール奪取、そのほかすべて浦和が横浜を上回っている。直接対戦も浦和が3連勝中だ。この試合は、川崎の守備陣さえ崩した浦和の見込みが高いのではないだろうか。