今節の最注目カードは、リーグ4位の名古屋グランパスと2位の横浜Fマリノスによる上位対決だ。両者の勝ち点差は15あるが、それぞれACL出場権と優勝を目指して負けるわけにはいかない。
名古屋グランパス vs横浜Fマリノスの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第29節 |
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試合 | 名古屋グランパスvs横浜Fマリノス |
会場 | 豊田スタジアム |
日時 | 9月18日(土)19:00 |
名古屋グランパスのチーム状況
ホームの名古屋は今季28試合で15勝5分8敗の4位。直近の試合は、ACLで大邱FCに逆転勝利でベスト8進出、日本勢では唯一勝ち残った。ルヴァンカップでも鹿島に勝って準決勝進出を決めている。名古屋は現在リーグ、カップ戦を含めて9戦無敗の絶好調だ。現在の勝ち点は50で3位の鳥栖と並んでいる。ACLプレーオフ出場権をかけて、上位の横浜から勝ち点を掴みたい。
得点源は今夏移籍してきた助っ人外国人選手のヤクブ・シュヴィルツォクだ。ヤクブは大邱戦ではハットトリックを達成し、ベスト8進出の立役者となった。直近は故障から復帰した金崎夢生やマテウスらもゴールを決めている。今節は柿谷曜一朗、丸山祐一が怪我のため欠場見込みとなっている。
横浜Fマリノスのチーム状況
一方の横浜は今季28試合で20勝5分3敗の2位。オリンピック明けのリーグ後半戦は得点を重ねて6戦無敗の勢いに乗っていたが、27節に鹿島に0-2で敗戦。しかし代表ウィーク後のアウェイの広島戦を3-1で獲り、調子は上々だ。天皇杯はHondaFCにPK戦で敗れ、ルヴァンカップもすでに敗退しているため、残りのタイトルはリーグ戦のみ。首位の川崎とは勝ち点差が1。直近は川崎が調子を落としていることから、追い抜く好機を迎えている。プレッシャーを与えるためにも負けるわけにはいかない。
横浜の得点源はリーグ得点王と並ぶ15ゴール挙げた前田大然だ。他には、レオセアラにマルコスジュニオールだ外国人助っ人選手の貢献も大きい。今節は畠中槙乃輔、平井駿助らが怪我のため欠場見込みとなっている。
名古屋グランパスvs 横浜Fマリノスの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全66試合)
名古屋グランパス 24勝
横浜Fマリノス 26勝
ドロー 16回
名古屋グランパスのホーム戦
名古屋グランパス 15勝
横浜Fマリノス 9勝
ドロー 9回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの名古屋グランパスvs横浜Fマリノスの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 名古屋グランパス@3.35倍 ドロー @3.70倍 横浜Fマリノス@2.04倍 (9月16日21:00時点) |
予想 | 横浜Fマリノス |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの名古屋グランパスが3.35倍、ドローは3.70倍、アウェイの横浜Fマリノスは2.04倍で、上位のマリノスの方にやや評価が寄っている。
名古屋グランパスvs横浜Fマリノスの戦術や展開考察
名古屋は、今季4-2-3-1の布陣を使用した23試合で14勝4分5敗26得点14失点の好成績を収めている。相馬勇紀やマテウスを中心に、両サイドから攻撃を仕掛けることが多く、クロスからの得点率が高い。さらに調子の良いフォワードのヤクブや怪我から復帰した金崎が加わったことで、中央での攻撃も可能となっている。
一方の横浜も4-2-3-1を採用し、28試合の成績は20勝5分3敗63得点24失点。横浜も両サイドの中川輝人やエウベルを中心にサイドからゴールに迫る。
データ上は名古屋の方が守備が固く、横浜の方が攻撃強度が高い。両サイドの激しい攻防から、主導権争いの激しいゲーム展開になるのではないだろうか。