代表ウィーク明けのJ1第32節からは、直近3試合勝てていない浦和レッズと、前節大敗したガンバ大阪の一戦に注目したい。
浦和レッズvsガンバ大阪の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第32節 |
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試合 | 浦和レッズvsガンバ大阪 |
会場 | 埼玉スタジアム2002 |
日時 | 10月16日(土)15:00 |
浦和レッズのチーム状況
今回ホームで戦う浦和は今シーズン31試合を終えて16勝6分9敗の5位につけている。直近の試合を振り返ると、セレッソ大阪とのルヴァンカップ準決勝の第1戦目(10/6)は1対1で引き分け、続く10/10のセカンドレグは0対1で敗れてトータル1対2で決勝進出を逃した。その前、リーグ戦は神戸に5得点奪われて1-5で完敗。3戦未勝利となっている。
浦和のキープレイヤーはキャスパー・ユンカーと、復帰した山中亮輔。セレッソ大阪との1stレグでは、山中のクロスにドンピシャで合わせたユンカーのゴールが突き刺さった。二人のコンビネーションは今節も見どころとなるだろう。今節の欠場見込み選手は0のため、ベストな布陣が予想される。
ガンバ大阪のチーム状況
一方のアウェイのガンバ大阪は、今季31試合で9勝6分16敗の14位。降格圏まで勝ち点6差しかないギリギリの状態が続いている。直近の試合は、天皇杯4次ラウンドで湘南に4対1で圧勝し、次のリーグ戦は柏に2対1で競り勝った。しかし、前節は札幌に1対5で完敗した。今節は守備の改善が求められそうだ。
ガンバ大阪のゴールゲッターはパトリック(通算8点)や宇佐美貴史(通算4点)ら。一方、白井、福田、一森、三浦、レアンドロペレイラ、小野の6選手が欠場見込みとなっている。
浦和レッズvsガンバ大阪の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全72試合)
浦和レッズ 31勝
ガンバ大阪 28勝
ドロー 13回
浦和レッズのホーム戦
浦和レッズ 14勝
ガンバ大阪 13勝
ドロー 7回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの浦和レッズvsガンバ大阪の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 浦和レッズ@1.77倍 ドロー @3.70倍 ガンバ大阪@4.50倍 (10月14日6:00時点) |
予想 | ドロー |
ブックメーカーの勝敗予想オッズでは、ホームの浦和レッズが1.77倍、ドローは3.70倍、アウェイのガンバ大阪は4.50倍で、浦和にやや評価が偏っているようだ。
浦和レッズvsガンバ大阪の戦術や展開考察
今季の浦和は4-2-3-1を用い、ワントップのユンカーにボールを集めてゴールを奪ってきた。怪我から復帰した左サイドバックの山中も精度の高いクロスを供給し、攻撃の起点として重要な役割を担う。ガンバはクロスやセットプレーからの失点が最も多いため、クロスボールからの得点が生まれるかもしれない。
一方のガンバ大阪は3-4-2-1のフォーメーションが予想される。ワントップには長身のパトリック、2列目には宇佐美、倉田秋、矢島慎也ら攻撃的なアタッカーが配置されるだろう。右サイドでの攻撃率が高い大阪は、小野瀬康介のキレのある仕掛けやクロスに期待がかかる。
1試合あたりの攻撃回数やシュート本数ではガンバの方が浦和を上回るが、ゴール率は浦和の方が高い。守備面のデータをみると、攻撃される回数は浦和が全チーム中最も少なく、ガンバの被シュート数は全チーム中最下位だ。これらのデータから、守備は甘いが積極的に仕掛けるガンバと、きっちり守って少ないチャンスをものにする浦和という構図が見えてくる。
ここで面白いデータもご紹介しよう。この2チームのリーグ戦、カップ戦すべてを含む過去対戦を振り返ると、なんと5年間(12試合)はホームが勝てていない。直近6試合連続でアウェイチームが勝利している。
両チームは10月27日の天皇杯準々決勝でも対戦するため、今節はなんとしても勝って弾みをつけたいところだ。