J1終盤戦。第33節からはまずFC東京vs鹿島アントラーズに注目したい。東京はリーグ2連敗中で、鹿島も前節敗れている。そのため、互いに連敗を阻止すべく熾烈な展開が予想される。
FC東京vs鹿島アントラーズの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第33節 |
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試合 | FC東京vs鹿島アントラーズ |
会場 | 味の素スタジアム |
日時 | 10月23日(土)14:00 |
FC東京のチーム状況
ホームで迎える東京は今シーズン32試合終えて13勝7分12敗の9位につけている。6位の鹿島とは勝ち点差7。直近の試合を振り返ると、10/6、10/10に行われたルヴァンカップ準決勝の名古屋戦は、1stレグを3-1で落とし、2ndレグは2-1で勝利。結果、トータルスコア3対4で競り負けて決勝進出を逃した。その前のリーグ戦は浦和と川崎に競り負けて2連敗中となっている。
東京のスコアラーと成績は、ディエゴオリベイラの12点が最多、次にレアンドロ、アダイウトンが7点。日本人の得点者は田川亨介の5点が最高で、前線はやはりブラジル人トリオ頼みが現状だ。しかし、レアンドロが32節の名古屋戦で肘打ちをしたため5試合出場停止が決まっているため、今節以降の得点力ダウンは否めない。他には林、中村、内田、バングーナガンデ、小川、鈴木、岡崎、渡邊の計9名が欠場見込みとなっている。
ピッチ外では、SNSやモンストを手がけるミクシィが経営権を取得したと報じられ、話題となった。
鹿島アントラーズのチーム状況
一方の鹿島は今季32試合で16勝5分11敗の6位。直近の4試合を見ると、ガンバ大阪に3対1で勝利、川崎に1対2で敗戦、セレッソ大阪には2対1で勝利するが、前節は19位の横浜FCに1対2で競り負けた。4戦連続でゴールを決めているものの、同時に4戦連続で失点もしているため、守備の改善も求められるだろう。
前線は、2戦連続ゴール中の上田綾世(12点)を中心に、荒木遼太郎(9点)や町田浩樹(5点)らがゴールを狙う。今節は、警告の蓄積に伴い出場停止となったエヴェラルド、故障中の山田、犬飼、ブエノが欠場となる。
FC東京vs鹿島アントラーズの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全49試合)
FC東京 13勝
鹿島アントラーズ 11勝
ドロー 25回
FC東京のホーム戦
FC東京 8勝
鹿島アントラーズ 10勝
ドロー 6回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーのFC東京vs鹿島アントラーズの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | FC東京@2.92倍 ドロー @3.35倍 鹿島アントラーズ@2.40倍 (10月21日6:00時点) |
予想 | 鹿島アントラーズ |
ブックメーカー「スポーツベットアイオー」の勝敗予想オッズを見ると、ホームのFC東京が2.92倍、ドローは3.35倍、アウェイの鹿島アントラーズは2.40倍で、敵地の鹿島の方が見込みが高い状況だ。
FC東京vs鹿島アントラーズの戦術や展開考察
今季のFC東京は主に4-2-3-1を使用し、鹿島は4-4-2をベースに戦ってきた。両チーム4バックを形成し、サイドバックの攻撃参加からチャンスメイクしている。FC東京は左サイドの強度が高く、鹿島は右と中央で攻める。
東京は今夏復帰してきた長友佑都や中村拓海らがスタメンを張り、鹿島は安西幸輝、広瀬陸斗、永戸勝也が主力選手だ。今節は両チームサイドバックの攻防も見どころだ。攻撃陣では、共に12ゴール挙げている上田、オリベイラの得点にも期待がかかる。
各種スタッツを見ると、1試合あたりの攻撃回数やシュート本数、チャンス構築率などは鹿島が上回っている。しかし反対に、攻撃される回数もまた鹿島の方が東京より多い。ところが、平均被シュート数は今季全チーム中最も少ない。そのため、フィニッシュに持ち込ませない対応ができていると読み取れる。ただ、カップ戦も含めると直近の鹿島はかなり失点が続いている。今節は東京のブラジル人トリオの一角が欠場で攻撃強度が落ちるが、被弾する可能性は高い。
FC東京はセットプレーやショートパスからの失点が最も多く、鹿島はセットプレーから今季20ゴールを決めている。そのため、東京はエリア付近での不用意なファールは避けたいところだ。