首位を走る川崎フロンターレと、降格圏ギリギリで踏ん張っている清水エスパルス。今節は1位と15位の対戦にも注目したい。
川崎フロンターレvs清水エスパルスの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第33節 |
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試合 | 川崎フロンターレvs清水エスパルス |
会場 | 等々力スタジアム |
日時 | 10月24日(日)17:00 |
川崎フロンターレのチーム状況
ホームで迎える川崎は今季32試合で25勝6分1敗の1位。勝ち点は81、2位の横浜と9差をつけて独走中だ。今シーズンは残り6試合、早ければあと2試合で優勝が決まる。直近の試合はリーグ戦5連勝中で非常に好調だ。ルヴァンカップやACLは敗退済み、残るカップは天皇杯のみで、清水戦から中3日で鹿島と対戦予定となっている。
川崎の得点源はレアンドロダミアン(16点)、小林悠(10点)、家長昭博(8点)ら。レアンドロ・ダミアンは現在複数の海外クラブからオファーを受けており、去就が不透明となっている。そのような状況下でのゴールなるか、チームの6連勝にも期待がかかる。
清水エスパルスのチーム状況
一方の清水は今季32試合経過して7勝11分14敗の15位。自動降格圏内ギリギリの状況だ。17位の湘南は勝ち点28、清水は32。その差は4、今節負ければ清水も一歩手前まで落ちてしまう。
直近の試合は神戸に0対2で敗れ、福岡に2対1で競り勝った。そして前節は柏に0対1で敗戦している。負け試合は無得点が続いており、攻撃陣が不発だ。そんな清水の得点源はチアゴ・サンタナ(11点)、原輝綺(2点)、ヴァウド(2点)ら。チアゴ以外のゴール数が圧倒的に少なく、チアゴが封じられた場合に厳しい試合展開となりそうだ。今節の欠場者はヘナトアウグスト、加藤拓巳、エウシーニョの3選手となっている。
川崎フロンターレvs清水エスパルスの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全37試合)
川崎フロンターレ 16勝
清水エスパルス 11勝
ドロー 10回
川崎フロンターレのホーム戦
川崎フロンターレ 8勝
清水エスパルス 4勝
ドロー 7回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの川崎フロンターレvs清水エスパルスの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 川崎フロンターレ@1.45倍 ドロー @4.40倍 清水エスパルス@7.00倍 (10月22日6:00時点) |
予想 | 川崎フロンターレ |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの川崎フロンターレが1.45倍、ドローは4.40倍、アウェイの清水エスパルスは7.00倍で、川崎の見込みが圧倒的に高い。
川崎フロンターレvs清水エスパルスの戦術や展開考察
今季の川崎は4-1-2-3を中心に戦ってきたが、ここ最近は4-1-4-1という布陣を用いる傾向がある。理由は三苫薫と田中碧の2人が抜けたためだろう。また、旗手怜央が東京オリンピックからメキメキと成長し、中心選手として起用されていることも現フォーメーションになった理由と考えられる。
旗手は現在セントラルミットフィルダーとして試合に出場している。1トップにはダミアン、左サイドはマルシーニョ・右サイドは家長昭博と固定されつつある。このマルシーニョと家長の両サイドもチームの鍵を握る。二人の特徴は全く異なるが、スピード、テクニック、コンビネーションで清水ゴールに迫る。
対する清水は今季4-4-2の布陣を使用しており、今節も同じと考えられる。相手は王者川崎、守備に回る時間が多くるだろう。守護神の権田修一を中心に、粘り強く守って攻撃に転じたい。ディフェンスリーダーとなる伊林章やヴァウドの統率力にも期待がかかる。少ないチャンスをものにできるかは、チーム得点王のチアゴ・サンタナや今夏神戸から移籍してきた藤本憲明にかかっている。
スタッツ面では攻守ともに川崎が清水を圧倒している。また、清水は川崎が苦手で、カップ戦も含めた直接対戦は2015年以降6年間勝てていない。13試合で川崎の11勝2分という成績だ。直近のパフォーマンス、過去の成績を含め、川崎に分があると考えて間違いなさそうだ。