Jリーグ2021第33節、最後の注目カードは名古屋グランパスvsヴィッセル神戸。ACL準々決勝で浦項スティーラーズに0対3で完敗したリーグ4位の名古屋、リーグ2連勝中の3位ヴィッセル神戸、上位同士の直接対決は見逃せない。
名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第33節 |
---|---|
試合 | 名古屋グランパスvs ヴィッセル神戸 |
会場 | 豊田スタジアム |
日時 | 10月24日(土)15:00 |
名古屋グランパスのチーム状況
ホームの名古屋は今季32試合終えて17勝6分9敗の4位につけている(金曜日に浦和が買ったため5位に後退)。直近の試合を見ると、10月17日のACLの準々決勝では、韓国の浦項スティーラーズに0-3で完敗した。その前、ルヴァンカップ準決勝2試合はFC東京に4対3で競り勝ち決勝へ駒を進めている。リーグ戦は大分に1対0で勝利したが、次節広島に0対1で負けている。
今節のリーグ戦は実に21日ぶりとなるが、相手は3位の神戸のため負けるわけにはいかない。勝ち点差はわずか3。結果次第で順位が入れ替わる。
名古屋の得点源は稲垣祥(8点)、マテウス(7点)、シュヴィルツォク(3点)ら。今節の欠場選手は丸山祐市だけとなっているため、ベストメンバーで臨むと予想される。
ヴィッセル神戸のチーム状況
一方の神戸は32試合で17勝9分6敗の3位。じわじわと順位を上げてきた。直近の試合は川崎に3対1で完敗したが、続く浦和には5対1で大勝、そして前節の福岡には1対0で勝ち、2連勝している。勝ち点は60、2位横浜は72点で少し差が離れているが、ここで名古屋に勝って3連勝&3ポイントを積み上げたい。
神戸の得点はドウグラス(6点)、菊池流帆(5点)、アンドレス・イニエスタ(4点)ら。今夏移籍してきた大迫、武藤、ボージャンも直近の試合で得点しており、攻撃陣は充実している。大迫は怪我のため欠場見込み、そして小田と山口が離脱中だが、概ね好調と言えるだろう。
名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全53試合)
名古屋グランパス 28勝
ヴィッセル神戸 19勝
ドロー 7回
名古屋グランパスのホーム戦
名古屋グランパス 15勝
ヴィッセル神戸 8勝
ドロー 4回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの名古屋グランパスvs ヴィッセル神戸の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
---|---|
勝敗予想オッズ | 名古屋グランパス@2.34倍 ドロー @3.10倍 ヴィッセル神戸@3.25倍 (10月22日6:00時点) |
予想 | 名古屋グランパス |
ブックメーカー「スポーツベットアイオー」の勝敗予想オッズでは、ホームの名古屋グランパスは2.34倍、ドローは3.10倍、アウェイのヴィッセル神戸は3.25倍となっている。
名古屋グランパスvs ヴィッセル神戸の戦術や展開考察
今シーズンの名古屋は4-2-3-1が主体だ。この布陣によって今季は19試合中12勝している。名古屋は左サイドからの攻撃機会が多く、特に相馬勇紀がチャンスメイクする。更にサイドバックの吉田豊とのコンビネーションが絶妙で、この2人の崩しが名古屋の一つの強みにもなっている。さらに、マテウスの仕掛けも相手に対する脅威となる。
一方の神戸は4-4-2で臨むと予想される。2トップには武藤とドウグラスが入るのではないだろうか。ドウグラスは前節は途中出場から決勝点を挙げている。トップ下にはイニエスタが入り、攻守のバランスを整える。他には、U22代表候補トレーニングにも選出された郷家友太の活躍にも期待がかかる。
各種スタッツを見ると、攻撃面では神戸の方が強度が高いが、守備は圧倒的に名古屋だ。今年の直接対決はリーグ戦と天皇杯の2回。揃って名古屋が得意のウノ・ゼロ(1-0)で2連勝している。また、豊田スタジアムで神戸が名古屋に最後に勝ったのは2018年だ。さらに名古屋は今年ホームで5月から負けていない。
名古屋は直近2試合で5失点していて、反対に神戸の前線は調子が良いため、この点を踏まえると神戸が1点以上取る可能性も考えられるが、全体的には名古屋優位で進むと予想される。