J2第35節からはまず横浜FマリノスとFC東京の試合に注目したい。2位のFマリノスは2連敗中。対するFC東京は前節清水に4発快勝して連敗を3で止めた。前節で川崎の優勝が決まってしまったため、Fマリノスは連敗脱出と2位死守を目指す。
横浜FマリノスvsFC東京の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第35節 |
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試合 | 横浜FマリノスvsFC東京 |
会場 | 日産スタジアム |
日時 | 11月6日(土)16:00 |
横浜Fマリノスのチーム状況
ホームで迎える横浜は今季34試合終えて22勝6分6敗の2位。前節で川崎の優勝が決まり、残る4試合でACL出場枠の2位キープを目指す。3位の神戸とは勝ち点8差で、2試合負けると3位に転落する恐れもある。直近の試合は、セレッソ大阪に1対2、ガンバ大阪にも0対1で関西勢相手に2連敗。今季は1度も3連敗していないが、直近の試合ではチーム最多得点の前田大然(今季18点)も2戦不発で攻撃陣のパフォーマンスが低調のため、油断はできない。
FC東京のチーム状況
一方の東京は今季34試合中14勝7分13敗の9位につけている。直近の試合を振り返ると、リーグ3連敗(浦和に1対2/川崎に0対1/鹿島に1対2)と調子を落としてきたが、前節ついに連敗を止めることに成功。日本代表正ゴールキーパーの権田修一擁する清水に4ゴールを奪い大勝した。
東京の得点源は、アダイウトン(9点)にディエゴオリベイラ(13点)だ。2人の個人技と決定力を武器に今節は横浜のゴールに迫る。反対に、欠場見込みは8人(林、内田、バングーナガンデ、小川、鈴木、岡崎、渡辺、蓮川)という状況だ。
横浜Fマリノスvs FC東京の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全51試合)
横浜Fマリノス 21勝
FC東京 20勝
ドロー 10回
横浜Fマリノスのホーム戦
横浜Fマリノス 12勝
FC東京 11勝
ドロー 2回
(リーグ戦・カップ戦合計)
直接対決は横浜が2連勝(3-0、4-0)で東京は2試合無得点で終えてるが、直前回の3-0はオナイウ阿道(現トゥールーズ在籍)のハットトリック。
ブックメーカーの横浜FマリノスvsFC東京の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 横浜Fマリノス@1.72倍 ドロー @4.00倍 FC東京@4.30倍 (11月4日13:00時点) |
予想 | ドロー |
ブックメーカー「スポーツベットアイオー」の勝敗予想オッズを見ると、ホームの横浜Fマリノスは1.72倍、ドローは4.00倍、アウェイのFC東京は4.30倍で、ホームよ寄りの評価となっている。
横浜FマリノスvsFC東京の戦術や展開考察
最後に両チームのフォーメーションや戦術についてみていこう。
横浜のフォーメーションは4-2-3-1を採用しており、前線の3枚がスピードと個人技からゴールに向かう形だ。特に、両ワイドの前田とエウベルはスピードを武器に積極的に仕掛け、タメを作って起点となる。さらにトップ下のマルコス・ジュニオールが前線の3枚を使いながら4人で攻撃を展開していく。しかし、ここ2試合はうまくリズムを作れず、カウンターから失点を許す場面が多かった。自陣ゴール前ではプレスが効かず簡単に失点してしまっているため、この点の改善が求められるだろう。
一方の東京は4-2-3-1を採用し、今季はアダイウトンとディエゴオリベイラを中心に攻撃を展開している。清水戦では両選手の活躍によりゴールを量産することに成功した。更に、5試合出場禁止だったレアンドロが復帰したことでより攻撃的なチームに戻り、惜しいシーンが目立った。今節はこの助っ人ブラジル人トリオで、乱調の横浜から勝利を狙う。
横浜は両サイドの強度が高いが、東京は右サイドからの仕掛けは少なく、左の方が多い。
攻撃面でのスタッツはすべて横浜が東京を凌駕している。ドリブル突破は東京の方が回数が多いが、横浜はドリブルからの失点が2。スルーパス、ショートパスからの失点もそれぞれ2。一方、クロスからは8点、セットプレーからは11点というデータのため、不用意なファウルやコーナーキックには注意したい。直近の試合ではカウンターからの失点も散見されたため、東京の仕掛けに対応できるか疑わしい。この試合では東京が得点する可能性は十分にありそうだ。