J1第37節からは川崎フロンターレとガンバ大阪の試合をピックアップした。川崎にとって、今シーズンのリーグ戦では最後のホームゲームとなる。等々力でファンに勝利をプレゼントできるか。対する大阪は前節グランパスに敗れてリーグ4連勝を逃した。川崎には直近5連敗中、苦手な相手から勝ち点を掴めるか。
川崎フロンターレvsガンバ大阪の試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第37節 |
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試合 | 川崎フロンターレvsガンバ大阪 |
会場 | 等々力陸上競技場 |
日時 | 11月27日(土)14:00 |
川崎フロンターレのチーム状況
今節がリーグ最後のホーム戦となる川崎は、今季36試合終えて27勝7分2敗の1位。圧倒的強さで34節時点で優勝を決めたが、その後は気の緩みか鳥栖に1対3で敗戦。しかし前節はセレッソ大阪に4対1で快勝し、立て直しに成功している。この2試合の違いはやはり集中力の改善か。細かいパス回しからフィニッシュへ持ち込む本来の川崎の姿が見られた。アンカーに入った橘田はボール奪取能力が高く、セレッソ大阪戦では攻撃の起点となった。今節も活躍が期待される一人だ。
川崎の得点源はやはりレアンドロダミアン。ダミアンは2戦連続ゴール中で、今季20得点挙げている。前田大然との得点王争いも気になるところだ。一方で、今節はジェジウが欠場見込みとなっている。
ガンバ大阪のチーム状況
ガンバ大阪は今季36試合で12勝7分17敗の13位。直近の試合を振り返ると、リーグ戦は鳥栖、マリノス、大分に3連勝し、前節の名古屋に1対3で敗れて連勝は止まった。守備の要の三浦が怪我から回復して8月以来の出場となったが、苦い復帰試合となった。この試合後、三浦は『久々の試合で無失点で勝つことを考えていたが非常に難しい試合だった』とコメントしている。大阪は残留が確定しているため、残り2試合は来季に繋げるための試合と考えいるかもしれない。今節は累積警告により倉田が出場停止となる。他には一森、小野も不在だ。大分戦でハットトリック、前節も最後に1点返したパトリックの3試合連続弾なるか注目したい。
川崎フロンターレvsガンバ大阪の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全41試合)
川崎フロンターレ 16勝
ガンバ大阪 18勝
ドロー 7回
川崎フロンターレのホーム戦
川崎フロンターレ 11勝
ガンバ大阪 7勝
ドロー 2回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの川崎フロンターレvsガンバ大阪の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 川崎フロンターレ@1.34倍 ドロー @5.00倍 ガンバ大阪@8.80倍 (11月25日9:00時点) |
予想 | 川崎フロンターレ |
ブックメーカーの勝敗予想オッズを見てみよう。スポーツベットアイオーによると、ホームの川崎フロンターレは1.34倍、ドローは5.00倍、アウェイのガンバ大阪は8.80倍となっている。
川崎フロンターレvsセレッソ大阪の展開考察
ホームの川崎は、まだ天皇杯が残っている。今節含む2試合(大阪、横浜)は戦力を整えながら勝利を目指すだろう。今季は4-3-3を用い、3トップの両サイドではベテランの家長や、ドリブラーのマルシーニョがサイドを支配する。中央にはレアンドロ・ダミアン。持ち前の得点力を武器に今季は20得点積み上げた。この3トップが隙の無い攻撃を展開していく。3人を活性化させているのがセントラルミッドフィルダーの旗手だ。更に、サイドバックの山根も積極的なオーバーラップとクロスから今季は10アシストしている。大阪はクロスからの失点が最も多いため、彼らが揃って出場するなら今節も2点以上入るのではないだろうか。
一方の大阪は今季4-4-2で戦ってきた。大阪の攻撃は右サイドの小野瀬を中心にサイドから組み立てる。前線では高さのあるパトリック(13点)や、テクニックのある宇佐美(5点)が攻撃を仕掛ける。守備では、8月25日以来怪我から復帰した三浦と元日本代表の昌子がブロックを作る。
データ面では攻守ともに川崎が圧倒している。試合中の選手の総移動距離や相手との移動距離差、スプリント回数は大阪よりも川崎の方が圧倒的に少ない。これは効果的にボールを回して仕掛けができていることを意味する。この連携を大阪は崩せるか、今節はより一層固い守備を敷いて少ない攻撃機会をものにする必要がありそうだ。