J1第37節の最注目カードは、J1残留残り1枠を争うことになった15位の湘南ベルマーレと17位の徳島ヴォルティスの対戦だ。湘南は勝てば残留、徳島は負ければ降格。結果は如何に。
湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第37節 |
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試合 | 湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティス |
会場 | レモンガススタジアム平塚 |
日時 | 11月27日(土)14:00 |
湘南ベルマーレのチーム状況
ホームで迎え撃つ湘南は今季36試合で7勝15分14敗、勝ち点36で15位につけている。16位の清水も同点で、今季は16位までが残留。17位〜20位までの4チームが降格。すでに18位以下の大分、仙台、横浜FCの降格は決まっている。今節の相手である徳島は勝ち点33で17位におり、まさに残留をかけた直接対決だ。湘南はここで勝てば残留が決まる。
直近の5試合は無敗でチームの状態は悪くない。前節は残留を目指していた仙台に、ウェリントンと岡本のゴールで2対0で勝利し、引導を渡した。今節の欠場者は堀田のみとなるため、ベストな布陣で臨むと予想される。
徳島ヴォルティスのチーム状況
一方の徳島は今季36試合で9勝6分21敗、勝ち点33の17位。残留へ向けて絶対に負けられない。今節湘南に負けた場合、一つ上の順位の清水が浦和に負けるとまだチャンスは残されているが、清水が引き分け以上の結果を得た場合はその時点で降格が決まる。今節勝って、清水も勝ったなら、徳島と湘南が36点で並び、決着は最終節までもつれる。
前節は9位のFC東京相手に必死の攻撃で2点奪うことに成功した。前節同様に気持ちを一つに最後まで諦めないことが重要だ。そこで注目したいのが、前節ゴールを挙げた垣田と藤田譲瑠チマだ。藤田はミドルシュートが相手に当たりゴール。垣田は裏への飛び出しからフィニッシュ。両選手共に積極的な動きからゴールを生んだ。今節も二人の活躍で湘南ゴールをこじ開けられるか。しかし、前節ペナルティーエリア内でファールを犯したジエゴが累積警告で今節出場出来ないことは戦力的に懸念となる。
湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全25試合)
湘南ベルマーレ 8勝
徳島ヴォルティス 9勝
ドロー 8回
湘南ベルマーレのホーム戦
湘南ベルマーレ 5勝
徳島ヴォルティス 5勝
ドロー 2回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 湘南ベルマーレ@2.24倍 ドロー @3.10倍 徳島ヴォルティス@3.45倍 (11月25日8:00時点) |
予想 | 徳島ヴォルティス |
ブックメーカーの勝敗予想オッズを見ると、ホームの湘南ベルマーレは2.24倍、ドローは3.10倍、アウェイの徳島ヴォルティスは3.45倍となっていて、湘南寄りの評価がうかがえる。
湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの戦術や展開考察
湘南は今季3-3-2-2を採用しており、前節の仙台戦でもこの布陣で勝利を収めた。湘南は中央や右サイドを中心に攻め立てる。特に、トップのウェリントンが試合のカギとなるだろう。前節の仙台戦でもクロスをヘディングで決めた。右サイドの岡本拓也も積極的な仕掛けから追加点を奪っている。共にこの試合で連続弾なるか。守備に関しては、前からのプレッシャーでセカンドボールを奪う確率が高く、直近は攻守共に安定しているように見える。
一方の徳島はここまで4-5-1を採用してきた。前節も4-5-1の布陣で、2点奪い勝利を掴んだ。徳島は中盤を厚くし、藤田や鈴木を中心に攻め立てる。特に藤田は運動量が多く、何度もゴール前で顔を出す。前節の東京戦ではミドルシュートからゴールを決めた。鈴木は中盤でボールを受けて、絶妙なループパスから垣田のゴールを演出した。二人はチームにとって欠かせない存在だ。
両者の直接対決は直近2試合1-1のドローで終えている。今季対戦の前は2019年のJ1参入プレーオフでの最終戦で、J1降格圏だった湘南がJ2からの昇格を目指す徳島の挑戦を阻んだ。この試合で湘南が勝ち徳島が敗れた場合は同じ構図となる。双方モチベーション高く、中盤での激しいセカンドボールの奪い合いの展開が予想される。