2021年のJ1最終節は湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティス、清水エスパルスの3チームによる残留争いが見逃せない。ベルマーレは敵地でガンバと対戦する。引き分け以下の場合、徳島の結果次第で降格となるため何としても勝利を掴みたい。
ガンバ大阪 vs湘南ベルマーレの試合情報
概要 | 明治安田生命J1リーグ第38節 |
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試合 | ガンバ大阪 vs湘南ベルマーレ |
会場 | パナソニックスタジアム吹田 |
日時 | 12月4日(土)14:00 |
ガンバ大阪のチーム状況
ホームの大阪は今季37試合終えて12勝7分18敗の13位。直近の試合を振り返ると、36節は名古屋に1対3で敗れ、前節は川崎に1対4で大敗。2連敗で最終節を迎える。どちらも調子の良い格上ではあるが、3失点以上しており守備は非常に脆弱だ。降格の心配はないが、このホームゲームを勝ってシーズンを締め括りたい。名古屋、川崎戦それぞれで得点したのは、今季チームを牽引してきた宇佐美とパトリック。2人は今節も期待がかかる。守備は守護神の東口順昭、10試合連続フル出場中のCBの菅沼駿哉らが湘南の攻撃を阻む。
湘南ベルマーレのチーム状況
一方の湘南は前節、残留を争う徳島ヴォルティスとの直接対決に0対1で敗れ、勝ち点36で並んでしまった。得失点差は大きく開いているが、湘南がこの試合で負けて徳島が広島と引き分け以上だと逆転するため、ガンバから絶対に勝ち点3をもぎ取らなければならない。どのような采配をみせるのか、指揮官の山口智の手腕に注目が集まる。
湘南の得点源はウェリントン(6点)だ。打点の高いヘディングシュートには迫力があり、第36節の仙台戦では1ゴール決めている。また、力強さと勝負強さ両方を持ち味としている町野修斗にも期待したい。町野は今季4得点4アシストしており、直近では第32節の鳥栖戦でゴールを決めた。直近は2試合連続途中出場だが、最後にチームを救えるか。
ガンバ大阪 vs湘南ベルマーレの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全33試合)
ガンバ大阪 21勝
湘南ベルマーレ 8勝
ドロー 4回
ガンバ大阪のホーム戦
ガンバ大阪 10勝
湘南ベルマーレ 4勝
ドロー 2回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーのガンバ大阪 vs湘南ベルマーレの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | ガンバ大阪 @3.10倍 ドロー @3.30倍 湘南ベルマーレ@2.32倍 (12月2日13:00時点) |
予想 | ガンバ大阪 |
ブックメーカーの勝敗予想オッズでは、ホームのガンバ大阪が3.10倍、ドローは3.30倍、アウェイの湘南ベルマーレは2.32倍となっており、順位ではガンバの方が上だが湘南に評価が偏っているようだ。
ガンバ大阪vs湘南ベルマーレの戦術や展開考察
大阪は、前節の川崎戦は守備が崩壊した。左右にボールを揺さぶられるとマークに付くことができず前半10分までに2失点、そして終盤に2点追加された。直近2試合で7失点しているなか、守備の改善ができたのか気になるところだ。大阪の得点パターンはカウンターが主体。特に宇佐美とパトリックのコンビネーションは絶妙で、川崎戦でも2人の崩しから宇佐美が1点返している。
湘南は3-1-4-2で、中盤に厚みを持たせたコンパクトな形でボール支配率を高めて攻めていく。前節の徳島戦は、敗れはしたものの中盤でのインターセプトからショートカウンターで何度も攻撃に転じる事に成功していた。中盤でのボール奪取率は、湘南の方が大阪より高い。前線のウェリントンの高さや右サイドの岡本拓也のクロスも武器となる。
直近の直接対戦は9月の天皇杯4回戦で、この際は大阪がパトリックの2得点含む4-1で湘南を下した。負けられない湘南はリベンジなるか。