J1第8節の注目カードは、無敗を維持している首位の川崎フロンターレと前節セレッソとの上位争いで敗れたサガン鳥栖をピックアップした。サガン鳥栖にとっては、序盤の上位争いに残るためにも勝ち点を掴みたいところだが、チーム事情は厳しい。
川崎フロンターレvsサガン鳥栖の注目選手や過去戦績
概要 | 明治安田生命J1リーグ第8節 |
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試合 | 川崎フロンターレvsサガン鳥栖 |
会場 | 等々力陸上競技場 |
日時 | 4月7日(水)19:00 |
ホームで迎えるフロンターレからは三苫薫に注目したい。前節は大分から2得点奪いチームを完勝に導いた。前半37分、脇坂の左サイドからのFKが相手DFに当たって溢れたボールを叩き込んで先制。2点目は後半20分に相手DFのパスミスに素早く反応してボールを奪取し、飛び出したGK高木の横へシュート。川崎のチーム全体の完成度が高く今回たまたまフィニッシャーが三苫だったということも言えなくはないが、2試合連続ゴールにはやはり期待がかかる。そして、この試合で最多攻撃回数および最多パス本数だった家長、パス本数2番手だった旗手らの動きも引き続き見逃せない。
対するサガン鳥栖は今季リーグ戦7試合中6回クリーンシートの鉄壁を誇る。リーグ戦失点数はわずか1。これは名古屋と同数でリーグ1位だ。第7節までのボール支配率は平均58.4%と、全チーム中トップの成績を残している。ただ、支配はしているものの決定力が低く、合計10ゴールと前線の結果に結びついていない。今節の懸念材料は前節レッドカードを受けたファン・ソッコが出場できないことだ。他にも、エドュアルドや仙道が前節イエローカードを貰っているなど、ファール率が高いことも懸念される。また、第5節にアクシデントから途中交代した松岡の肩の脱臼具合によっては、今節は出場できない可能性もある。怪我の選手が複数いるなかでどう戦っていくのか、金明輝の手腕に注目が集まる。
両チームによる2019年~昨シーズンまでの直接対戦4試合を振り返ると、19年4月にフロンターレが勝ったあと、直近3試合はドローで終えていることがわかった。2試合はスコアレス、直前回は1-1だ。通算対戦成績はフロンターレが24勝、ドロー8回、サガン鳥栖が8勝で差が開いているが、直近は決着がついていない。
今シーズンの結果を比較すると、フロンターレは無敗。ちなみに等々力では昨年11月から全勝中だ。一方サガン鳥栖のアウェイ戦の結果は1敗1分けとなっている。得点もフロンターレが21ゴールでサガン鳥栖はが10ゴールと、決定力にも差を感じる。しかもサガン鳥栖は今節主力選手が出場できないこともあり、データを見た限りではフロンターレに分があるとみて間違いなさそうだ。
vs勝敗予想オッズ
(4月5日19:00時点)
ブックメーカーのオッズをみると、ホームの川崎フロンターレが1.34倍、ドローが5.20倍、アウェイのサガン鳥栖が8.80倍でやはりフロンターレの見込みが高い。
鳥栖は直近3試合フロンターレの勝利を阻止しているが、チームの守備の中心であるファン・ソッコの不在は大きいと考えられる。フロンターレが戦力的にもデータからもこの前評判通り勝つ可能性が高そうだ。
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 川崎フロンターレ @1.34倍 ドロー @5.20倍 サガン鳥栖 @8.80倍 |
予想 | 川崎フロンターレ |