J1リーグ開幕戦では、昨シーズン5位の名古屋グランパスと3位のヴィッセル神戸、上位の2チームが早速対戦する。
名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の試合情報
概要 | J1リーグ2022第1節 |
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試合 | 名古屋グランパスvsヴィッセル神戸 |
会場 | 豊田スタジアム |
日時 | 2月19日(土)15:00 (日本時間) |
名古屋グランパスのチーム状況
ホームで迎える名古屋は、昨季FC東京を率いた長谷川健太氏を招聘。この開幕戦では、誰が起用されるか注目だ。長谷川氏のサッカーは、前への推進力や個々でのしかけを重視したアグレッシブなスタイルだ。FC東京では、それを永井謙介、レアンドロ、ディエゴ・オリベイラなどが体現してきた。一方昨季の名古屋はウノゼロ、硬い守りからのカウンターを得意とした。そのあたりがどう変化するのか。
攻撃面では、昨季サガン鳥栖で活躍した酒井宣福や、同じく仙頭啓矢に期待がかかる。昨季までのチームの中心選手だった前田直輝やガブリエル・シャビエルの放出による戦力ダウンが懸念されるなか、この2人は違いを生み出して欲しいところだ。
ヴィッセル神戸のチーム状況
一方の神戸は昨季は3位でACL出場権を獲得した。そのため、今季は過密日程のなかで試合をこなさないといけない。神戸の新戦力は、浦和レッズの中心的存在だったDFの槙野智章や、同じく浦和の主力として活躍してきたMFの汰木康也が挙げられる。他には、清水エスパルスに期限付き移籍していたFWの藤本憲明が復帰ということで、これまでの経験を生かして神戸にどう還元できるのか注目される。一方、昨季まで活躍してきたトーマス・フェルマーレンは現役引退。その影響も少なくはないだろう。
アンドレス・イニエスタや日本代表の大迫勇也など、既存のタレント達と新戦力の融合に期待だ。
名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の直近5試合の対戦戦績
名古屋グランパス 3勝
ヴィッセル神戸 1勝
1分
ブックメーカーの名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 名古屋グランパス@2.60倍 ドロー@3.25倍 ヴィッセル神戸@2.80倍 (2月17日12:00時点) |
予想 | ドロー |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの名古屋グランパスが2.60倍、ドローは3.25倍、アウェイのヴィッセル神戸は2.80倍となっている。
名古屋グランパスvsヴィッセル神戸の展開考察
最後に両チームのフォーメーションや展開を考察する。
名古屋は昨シーズン同様4-2-3-1を主に用いるだろう。長谷川氏はFC東京時代も同じ布陣で戦っており、選手も含めスムーズに移行できそうだ。1トップに入るのがポーランド代表のヤクブ・シュヴィルツク、柿谷曜一朗、または新加入の酒井になるのか気になるところだ。ただし、シュヴィルツクはドーピンングの疑いから、スタメンまたはベンチ外の可能性もある。この場合、柿谷か酒井のスタメン争いとなりそうだ。両者タイプは違えどどちらも攻撃強度は高い。
中盤は、魅力のある選手が沢山在籍している。特に、今季10番をつけることになったマテウスや、東京オリンピックでも活躍した相馬勇記らを中心に、試合をサイドから組み立てるのではないか。チームの心臓である稲垣翔や、新加入のレオ・シルバがどれだけ貢献できるか。
一方の神戸は、今季も三浦淳寛の続投が決まった。2021年シーズンの開幕戦は勝利しており、今季もスタートダッシュを狙う。神戸のフォーメーションは4-3-3や4-4-2で、起用する選手に応じてフォーメーションを変更してきた。今季は、大迫や武藤嘉紀を中心に、ボージャン、リンコンらが割って入るだろう。守備面では、槙野と菊池流帆の日本人コンビがスタメンとなる可能性が高い。
両チーム代表クラスの選手が多数在籍しており、質の高い激しい攻防が予想される。