J2第28節では、名波浩率いる松本山雅FCが、2位でJ1昇格圏内のジュビロ磐田をサンプロ・アルウィンで迎え撃つ。選手としてデビューし、監督として初めて率いたチームとの対戦となる名波監督にとっては、特に気持ちの入る試合となるだろう。
松本山雅FCvsジュビロ磐田の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第28節 |
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試合 | 松本山雅FCvsジュビロ磐田 |
会場 | サンプロアルウィン |
日時 | 9月4日(土)18:00 |
松本山雅FCのチーム状況
松本は今季26試合で6勝7分13敗の18位。今年6月に名波浩を監督に迎え、新生松本としてここまで戦ってきた。しかし現状は甘くなく、現在J3降格圏瀬戸際の危機的状況にある。直近の試合戦績は天皇杯を含め3連敗中だ。どの試合も無得点で終わり、前線が機能していない様に見受けられる。(天皇杯3次ラウンド、ガンバ大阪に2対0の敗戦/リーグ戦、愛媛に0対1で負け、大宮に0対4で完敗)
チームには怪我人が多く、この試合は5名の選手が欠場予定となっている。そんな中、今節は外山凌に注目したい。外山は攻撃の中心的な選手の一人であり、リーグ再開直後の秋田戦では1ゴール決めた。今季は通算2ゴール3アシストの記録を残している。他には、松本のエースとして今季6ゴールの鈴木国友にも期待がかかる。
ジュビロ磐田のチーム状況
一方の磐田は今季27試合で17勝5分5敗の2位。リーグ後半戦は天皇杯予選を含め5戦負けなし(リーグ戦、甲府に2対2の引き分け、東京に2対1で勝利、金沢に2対1で接戦を制す、相模原には1対1のドロー、天皇杯4次ラウンドでは大分に1対0の勝利)と好調を維持している。
今後さらに勝利を重ねるべく、この試合は先制点を奪いたい。というのも、最近の磐田は3試合連続で先制点を許す展開となり、精神的にきつい状況が続いているからだ。守備に課題を残しながら負けなしで乗り切れているのは、攻撃陣が奮闘しているために他ならない。直近は15試合連続で得点出来ている。残り試合が少なくなるなか、昇格枠を巡ってFC琉球(勝ち点51)やアルビレックス新潟(勝ち点50)がすぐそこまで迫ってきている。これから先、どれだけ失点を減らす事が出来るかが重要となる。
松本山雅FC vs ジュビロ磐田の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全9試合)
松本山雅 1勝
ジュビロ磐田 5勝
ドロー 3回
松本山雅FCのホーム戦
松本山雅FC 1勝
ジュビロ磐田 2勝
ドロー 1回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの松本山雅FCvsジュビロ磐田の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 松本山雅FC@5.40倍 ドロー @3.45倍 ジュビロ磐田@1.64倍 (9月2日14:00時点) |
予想 | ジュビロ磐田 |
ブックメーカーの勝敗予想オッズを見てみると、ホームの松本山雅FCは5.40倍、ドローは3.45倍、ア ウェイのジュビロ磐田 は1.64倍で、アウェイの磐田の方が圧倒的に見込みが高い。
松本山雅FCvsジュビロ磐田の戦術や展開考察
さいごに両チームの試合展開について予想していこう。ホームの松本は今季一番結果を出している3-4-2-1の布陣が予想される。フォワードは鈴木国友や阪野豊史らが攻撃の起点となれるか注目だ。サイドの外山凌を使いながら、数的優位の作り出し、厚みある攻撃を仕掛けたい。一方の磐田も、松本と同じ3-4-2-1と予想される。チーム最多の13ゴールをとるルキアンを中心に、2列目では大津祐樹、山田大記、遠藤保仁らが中盤を作っていく。
オフェンスにおける各種データはすべて磐田が松本を凌駕している。松本はクロスとセットプレーからの失点がもっとも多く、磐田は反対にセットプレーと両サイドの強度が高い。よって、サイドの攻防は試合を決める見どころとなりそうだ。