J2第28節からは、上位進出を狙う8位のV・ファーレン長崎と、悲願のJ1昇格を狙う3位のFC琉球の試合に注目だ。
V・ファーレン長崎vsFC琉球の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第28節 |
---|---|
試合 | V・ファーレン長崎vsFC琉球 |
会場 | トランスコスモススタジアム長崎 |
日時 | 9月4日(土)19:00 |
V・ファーレン長崎のチーム状況
ホームの長崎は今季26試合中13勝5分8敗の8位。8月18日からのリーグ再開後は1勝1分1敗の結果(秋田に1対1で引き分け/金沢に2対0の勝利/千葉に0対2の敗戦)で終わっている。8月18日の天皇杯4次ラウンドは鹿島アントラーズと接戦を繰り広げたが1対3で力尽きた。
今節は7月17日の中断以後、1ヶ月半ぶりのホームゲームだ。3位の琉球が相手なだけに上位進出を狙う長崎にとって勝ち点3が欲しい。7月3日以降ゴールから遠ざかっているエジカル・ジュニオは2ヶ月ぶりの得点でチームに貢献できるか。なお、ウェリントン・ハットは今節欠場となる。
中盤はカイオ・セザールが鍵を握る。カイオは今季25試合に出場、191㎝の長身を生かした競り合いやフィジカルの強さから、何度もピンチをチャンスに変えてきた。今節ではカイオがどれだけ中盤を支配出来るかが一つ注目されるだろう。サイドバックから何度も攻撃参加する毎熊晟矢も注目だ。毎熊は攻撃のスイッチ役となることが多く、何度も相手陣内に侵入している。今季は6アシストで、チーム最多のアシスト記録を持っている。
FC琉球のチーム状況
一方の琉球は今季27試合で15勝5分5敗の3位。悲願のJ1昇格を目指し、上位争いを繰り広げている。残り15試合、まだまだ油断の出来ないるため気を引き締めたいところだ。
直近の試合は2勝1分1敗の結果(北九州に2対1で勝利/水戸に0対1で敗戦/山形に2対2の引分/秋田に2対1で勝利)という状況だ。リーグ後半戦になっても勢いが止まらない。
チームを支えているのはキャプテンの上里一将だ。上里はボール奪取率が高く、何度もピンチを防いできた。左足のミドルシュートにも自信を持っており、チャンスとあればペナルティエリア外からも積極的にゴールを狙う。
また、琉球のバンディエラこと富所悠もキープレイヤーだ。富所はチーム内で一番在籍期間が長く、チームの象徴としてファンから愛されている選手の一人だ。富所は今季はまだ1ゴールだが、意表をつくパスやゴール前でのシュートなど光るプレーを魅せてきた。琉球には魅力的なミッドフィルダーが多く在籍しており、中盤の主導権争いが見どころとなるだろう。
V・ファーレン長崎vs FC琉球の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全5試合)
V・ファーレン長崎 1勝
FC琉球 3勝
ドロー 1回
V・ファーレン長崎のホーム戦
V・ファーレン長崎 1勝
FC琉球 1勝
ドロー 0回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーのV・ファーレン長崎vs FC琉球の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
---|---|
勝敗予想オッズ | V・ファーレン長崎@1.88倍 ドロー @3.65倍 FC琉球@3.50倍 |
予想 | 琉球 |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームのVファーレン長崎が1.88倍、ドローが3.65倍、アウェイの琉球が3.5倍で、ホームの長崎に評価が寄っている。
両チームの戦術についても軽く見ていこう。長崎は4-4-2を主軸に、サイドを中心に攻め立てるシーンが多い。今季33ゴール中21ゴールが4-4-2の布陣での得点だ。今季の長崎はセットプレー、クロス、カウンターからゴールを奪うことに成功している。2トップの一角であるエジカル・ジュニオは直近こそゴールから遠ざかっているが、攻撃を牽引するストライカーだ。他にも、都倉賢や富樫敬真などが前線では躍動する。
一方の琉球は4-2-3-1の布陣をベースに、風間八宏や上里一将が中盤を支配しながら攻撃を組み立てる。
長崎の1試合平均のボールポゼッション率は52.5%、琉球は52.4%で、共に敵陣でボールを回してチャンスを狙う。チャンス構築率はJ2の全チーム中で長崎が4位、琉球が3位と揃って高い。シュート本数は長崎が4位、琉球が7位だが、反対にシュート成功率は琉球が3位、長崎が10位で、チャンスをモノにする確率は琉球に分があるようだ。オッズは長崎に寄っているが、琉球にも十分見込みはあると考えられる。
(オッズはスポーツベットアイオーの9月1日8:00時点)