今週末はJ2から15位の大宮アルディージャと首位のジュビロ磐田の試合に注目したい。今季残り7試合、磐田は2位の京都と勝ち点2差のため、ここで勝って差を広げたい。大宮はホームで勝利を掴み一つでも順位を上げたいが、磐田には4年勝てていない。
大宮アルディージャvsジュビロ磐田の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第36節 |
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試合 | 大宮アルディージャvsジュビロ磐田 |
会場 | NACK5スタジアム大宮 |
日時 | 10月30日(土)14:00 |
大宮アルディージャのチーム状況
ホームの大宮は今季35試合終えて8勝13分14敗の15位。前節は北九州をホームで迎え3対1で勝利した。大宮はここ7試合ホーム戦では負けなしで強さが光る。今節もホームゲームでアドバンテージはあるが、相手は首位磐田で油断できない。ホームでの対磐田戦で勝ったのは2016年の天皇杯での5-0が最後だ。
大宮の得点源は黒川淳史(6点)、中野誠也(5点)、河田篤秀・ネルミン・ハスキッチ(4点)ら。黒川は現在2戦連続ゴールで調子が良い。欠場見込みはフィリップ・クリャイッチ、矢島輝一の2名となっている。
ジュビロ磐田のチーム状況
磐田は今季35試合で22勝8分5敗の1位。直近のリーグ戦は3連勝から2試合ドローで足踏みが続き、さらに10月27日の天皇杯準々決勝は大分に0対2で敗れた。今季獲得できるタイトルはJ2優勝のみとなったため、残り7試合に集中して制覇を狙いにいくだろう。
現在チームの得点王はルキアン。20点決めてリーグランキングもトップだ。また、アシストも7を記録しており、まさにチームの中心選手になっている。他には山田大記(8点)、大津祐樹(6点)らが磐田の得点源だ。しかし、今節はそのルキアンが累積警告の影響で出場できない。また、小川航基も右外閉鎖筋肉離れ、恥骨結合炎のため4~6週間の離脱となっている。この二人の不在は響きそうだ。
大宮アルディージャvsジュビロ磐田の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全33試合)
大宮アルディージャ 10勝
ジュビロ磐田 14勝
ドロー 9回
大宮アルディージャのホーム戦
大宮アルディージャ 6勝
ジュビロ磐田 6勝
ドロー 5回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの大宮アルディージャvsジュビロ磐田の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 大宮アルディージャ @3.50倍 ドロー @3.40倍 ジュビロ磐田@1.95倍 (10月22日6:00時点) |
予想 | ドロー |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの大宮アルディージャが3.50倍、ドローは3.40倍、アウェイのジュビロ磐田は1.95倍で、首位にやや偏っている。
大宮アルディージャvsジュビロ磐田の戦術や展開考察
最後に両チームの布陣や展開を考察しよう。
大宮はここまで4-4-2や4-2-3-1で戦っている。相手が4バックか3バックかによって戦略やポジションを変えながら対策してきた。大宮はサイドを中心に試合を組み立てる傾向が高く、左サイドバックの翁長や左サイドハーフの小野が起点となっている。さらに、右サイドでも、今季5アシストの結果を残している馬渡(右サイドバック)や、黒川(右サイドハーフ)が攻守共に存在感を放つ。守備ではセンターバックの西村慧祐が中心だ。
一方の磐田は3-4-2-1。1トップのルキアンを中心に、2列目で山田や大津が得点の機会を狙るという攻撃スタイルだが、ルキアン不在でファビアン・ゴンザレスが先発するとみられている。守備面では、天皇杯準々決勝含む5試合で7失点しており、早急な修正が求められる。
今季ここまでのスタッツ面では磐田のパフォーマンスの方が圧倒的に高いが、この試合に関してはホームで好調の大宮が失点の目立つ磐田から得点を奪い、接戦の展開になることも考えられる。