J2第36節最後の注目カードは栃木SCvsモンテディオ山形戦。2戦連続ドローで14位の栃木と、3連勝で好調6位の山形。今年3月の対戦は栃木が劇的な勝利をおさめた。
栃木SCvsモンテディオ山形の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第36節 |
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試合 | 栃木SC vs モンテディオ山形 |
会場 | 栃木県グリーンスタジアム |
日時 | 10月31日(日)14:00 |
栃木SCのチーム状況
ホームの栃木は今季35試合で8勝14分13敗、勝ち点38で14位につけている。残り7試合、降格圏の19位愛媛が33ポイントで5差しかないため、取りこぼしは許されない。直近の試合は2戦連続ドロー(磐田に1対1、町田に0対0)で終えた。ホームでは3戦未勝利という状態だ。
得点者は柳育崇(6点)、森俊貴(5点)、矢野貴章(4点)ら。磐田との試合では柳が先制ゴールを挙げた。また、柳は今年3月の山形のホームゲームで後半アディショナルタイムに逆転ゴールを決めて勝利に貢献した。そのため、今節も得点に期待がかかる。
一方、和田、井出、高杉、菊池らは欠場の見込みだ。
モンテディオ山形のチーム状況
一方の山形は今季35試合で18勝7分10敗、勝ち点61の6位。昇格を目指してもはや1試合も負けられない。直近の試合はリーグ3連勝(秋田に2対1/相模原に1対0/群馬に1対0)と好調だ。
得点源は、加藤大樹・ヴィニシウス・山田康太が7得点、中原輝が6点となっている。直近は中原が秋田戦、相模原戦で2戦連続ゴールを挙げ、前節は加藤がゴールしている。今節もこの2人に注目したい。欠場者は0人で、ベストメンバーで臨むと予想される。
栃木SCvsモンテディオ山形の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全13試合)
栃木SC 4勝
モンテディオ山形 6勝
ドロー 3回
栃木SCのホーム戦
栃木SC 2勝
モンテディオ山形 1勝
ドロー 3回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの栃木SCvsモンテディオ山形の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 栃木SC@4.20倍 ドロー @3.20倍 モンテディオ山形@1.84倍 (10月29日8:00時点) |
予想 | 栃木SC |
ブックメーカーの勝敗予想オッズは、ホームの栃木SCが4.20倍、ドローは3.20倍、アウェイのモンテディオ山形は1.84倍で、アウェイの山形の方が見込みが高い。
栃木SCvsモンテディオ山形の戦術や展開考察
今季の栃木は4-4-2を採用しており、ショートカウンターや右サイドを起点に攻めている。なかでも、山本(サイドハーフ)と大島・黒崎(サイドバック)のコンビネーションがチャンスを作る。黒崎はチームトップのクロッサーであり、精度の高いボールを供給する。チームのゴールはセットプレーからが最も多い13得点。森の積極的な仕掛けからファールをもらい、セットプレーで柳のヘディングシュート等でゴールを狙うパターンが多くみられる。今節もこの形が訪れたらチャンスだ。
一方の山形も4-4-2を採用しており、ここまで47点奪っている。特に左サイドの加藤大樹から攻撃を仕掛けることが多い。加藤は今季16試合に出場しており、7ゴール2アシストと結果を出してきた。他には、南秀仁が攻守共に存在感を出している。南はボールを保持する力が高く、パスのクオリティも高い。そのため、中盤では南を経由してボールが動く。
互いにセットプレーが主な得点源のため、チャンスを掴むためにも積極的に仕掛けるダイナミックなプレイが出来るチームに分があるだろう。データに基づくと山形優勢だが、栃木にもワンチャンスあるかもしれない。