今節のJ2は首位攻防戦、1位のジュビロ磐田と2位の京都サンガFCの直接対決が行われる。勝ち点の差はわずか2のため、京都が勝てば順位が逆転する。磐田はホームで差を広げたい。果たして、どちらに勝利の女神が微笑むのか。
ジュビロ磐田vs京都サンガFCの試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第38節 |
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試合 | ジュビロ磐田vs京都サンガFC |
会場 | ヤマハスタジアム |
日時 | 11月7日(日)14:00 |
ジュビロ磐田のチーム状況
ホームの磐田は今季37試合終えて24勝8分5敗、勝ち点80の1位。直近の試合を振り返ると、リーグ戦2試合連続ドローから天皇杯準々決勝で大分に0対2に敗戦。勢いが止まったかと思いきや、36節の大宮戦は2対1で逆転勝利、前節は新潟に1対0で勝って再び調子を上げてきている。大宮戦は後半アディショナルタイムに山田大記のゴールがネットに突き刺さり劇的な勝利をおさめ、新潟戦は遠藤保仁からのクロスをルキアンが頭で流し込み役者がきっちり試合を決めた。この連勝で高いモチベーションを維持したまま、京都を迎え撃つ。キープレイヤーはやはりルキアン(21点)だ。一方、小川航基が今節も欠場となる。
京都サンガFCのチーム状況
対する京都は37試合で23勝9分5敗、勝ち点78の2位。ここで勝てば1位に浮上する。直近の試合では愛媛に1対0、前節の大宮戦も1対0で連勝した。リーグ戦は5試合無敗(3勝2分)で非常に好調だ。京都の攻撃陣はピーターウタカ(19点)が主な得点源であり、宮吉拓実(9点)や前節ゴールを決めた川崎颯太(3点)らが続く。直近4試合は1ゴール止まりだが、失点も少ないため安定している。欠場者は若原、富田の2名だ。
ジュビロ磐田vs京都サンガFCの過去の対戦戦績
通算対戦成績(全35試合)
ジュビロ磐田 23勝
京都サンガFC 7勝
ドロー 5回
ジュビロ磐田のホーム戦
ジュビロ磐田 10勝
京都サンガFC 2勝
ドロー 5回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーのジュビロ磐田vs 京都サンガFCの勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | ジュビロ磐田@2.20倍 ドロー @3.20倍 京都サンガFC@3.10倍 (11月4日13:00時点) |
予想 | ジュビロ磐田 |
ブックメーカー「スポーツベットアイオー」の勝敗予想オッズは、ホームのジュビロ磐田が2.20倍、ドローは3.20倍、アウェイの京都サンガFCは3.10倍で、評価は磐田にやや寄っている。
ジュビロ磐田vs京都サンガFCの戦術や展開考察
今季のジュビロは3-4-2-1を採用し、得失点はここまで65点38失点という成績を残している。遠藤がチームに入ったことで攻撃に良いリズムが生まれ、効果的なチャンスメイクができている印象だ。前節のルキアンへのアシストも、相手の動きや状況を見ながら見事なポジショニングから生まれている。この京都戦も遠藤を中心に組み立て、攻撃陣を活性化させていくだろう。
一方の京都は4-1-2-3を採用し、ここまでの結果は55点29失点。今季はクロスボールやセットプレーからの得点率が高く、両ワイドの松田と宮吉の積極的な仕掛けからゴールを狙う。前節の大宮戦もサイドから何度もチャンスを作り、後半アディショナルタイム96分、クロスから川崎の決勝ゴールが生まれた。
今年3月の直接対決は、京都のホームでゴールの奪い合いとなり、最終的に3-4でアウェイの磐田が競り勝った。京都にとってはこのリベンジと首位浮上の機会となるため、何としても勝ちたいところだ。磐田はホームで勝ち点3を積み上げて差を5に開きたい。
1試合あたりのチャンス構築率やシュート、ゴール、ゴール成功率などは磐田の方がパフォーマンスが高く、反対にボール奪取、守備、被ゴール数などは京都の方が上回っている。磐田が圧をかけ、京都が守ってショートカウンターという展開が予想される。ルキアン(21点)とウタカ(19点)のJ2得点王争いも見どころとなりそうだ。