今節のJ2では、6戦無敗の3位V・ファーレン長崎と、最下位愛媛FCにも注目したい。
愛媛FCvsV・ファーレン長崎の試合情報
概要 | 明治安田生命J2リーグ第33節 |
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試合 | 愛媛FC vs V・ファーレン長崎 |
会場 | ニンジニアスタジアム |
日時 | 10月10日(日)16:00 |
愛媛FCのチーム状況
ホームの愛媛は今季32試合終えて6勝11分15敗の最下位。直近の試合を振り返ると、8月29日の栃木戦に敗れてから9月25日の山形戦まで5試合未勝利だった。9月18日の30節は千葉に0対1で敗れ、31節の山形戦は0対4の大敗。しかし、前節は秋田に2対0で勝って3連敗は免れている。
愛媛の得点源は10ゴール4アシスト中のストライカーである藤本佳希だ。藤本は前節の秋田戦でも得点してお、勝利に貢献した。他には7点の川村拓夢。川村は現在6試合無得点でゴールから遠ざかっている。今節は秋元陽太、前野貴徳、高木利弥の3名が欠場見込みだ。
V・ファーレン長崎のチーム状況
一方の長崎は今季32試合で17勝7分8敗の3位。直近の試合は6戦負けなしの好調だ。31節は山口に3対1で勝利し、前節は首位攻防戦で京都に2対0で勝って2連勝している。
長崎の得点源は、エースとしてチームを引っ張っているエジカル・ジュニオだ。30節の町田ゼルビア戦は3-3ドローだったが、この3点はエジカル・ジュニオのもの。また、山口戦で2ゴール決めて、今季通算15点挙げている。その他の前線の注目選手は、チーム最多4アシストの毎熊晟矢。毎熊は前節の京都戦では貴重な先制ゴールを挙げた。なお、今節は秋野央樹、ウェリントン・ハットが欠場見込みだ。
愛媛FC vs V・ファーレン長崎の過去の対戦戦績
通算対戦成績(全15試合)
愛媛FC 2勝
V・ファーレン長崎 9勝
ドロー 4回
愛媛FCのホーム戦
愛媛FC 1勝
V・ファーレン長崎 5勝
ドロー 1回
(リーグ戦・カップ戦合計)
ブックメーカーの愛媛vsV・ファーレン長崎の勝敗予想オッズ
ブックメーカー | スポーツベットアイオー |
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勝敗予想オッズ | 愛媛FC@4.50倍 ドロー @3.65倍 V・ファーレン長崎@1.68倍 (10月8日10:00時点) |
予想 | Vファーレン長崎 |
ブックメーカーの勝敗予想オッズをみると、ホームの愛媛FCは4.50倍、ドローは3.65倍、アウェイのV・ファーレン長崎は1.68倍で、やはり3位の長崎の方が評価が高い。
愛媛FCvsV・ファーレン長崎の戦術や展開考察
愛媛の布陣は4-1-2-3。今季は思うような結果が出ていない。前線はエースの藤本を中心に、近藤貴司のキレのあるドリブルで相手陣内に切り込む。右サイドバックやセンターバックを主戦場にしている茂木力也は、守備から攻撃に転じるトランジションの役割を担い、攻守においで重要な戦力となっている。茂木は現在3アシストで、藤本の4アシストの次に結果を残している。
一方の長崎は4-4-2をベースにここまで戦ってきた。長崎のキープレイヤーは前述のエジカル・ジュニオ。彼の中央をブロックされた場合は、すかさず左サイドの澤田宗や右サイドのウェリントンハットが攻撃に絡み、両サイドから切り崩して勝ち星を積み上げてきた。しかし、今節はウエリントンハットが欠場のため、右サイドの攻撃力は低下するかもしれない。
今季のスタッツデータを見ると、1試合あたりの攻撃回数、シュート、パス、ドリブル、ゴール率、ボール奪取、被シュート、失点率どれをとっても長崎が愛媛を上回っている。そのデータどおり、長崎が優勢で進むのではないだろうか。